0008名無しさん@ピンキー
2022/08/08(月) 22:55:42.29ID:0nAW2iT0二人がまだ幼いころには、何台ものトラックが出入りして賑わっていた倉庫だったが、いつの間にか空き家のままになっている建物だ。
そして、ここは二人にとっては大切な秘密の空間だった。
学校の体育館と同じぐらいの広さと高い天井。
普通に家の二階ぐらいの高さには窓があるが、壊れかけのシャッターの間をすり抜けて入り込んだ二人がどんなに背伸びしても届かない位置だ。
逆に言えば、中に入り込んでしまえば、外からは絶対に見えなくなってしまう構造ということになる。
「さっきのスカートまくりのお返しだからね。今日はヨッちゃんが実験台だからね……」
「分かったァ……」
二人はランドセルを下ろしながら、そんな囁きを交わす。
「じゃ、そこでキヲツケ……」
好美と向き合った恵里子は、そう言うと彼女のブラウスに手をかけた。
ボタンを一つ一つはずしていく彼女の手元を見下ろしながら、好美の身体の芯からムズ痒さが沸き上がってくる。
実験台にされた方は、基本的に何をされても逆らってはいけない。
好美は恵里子の前で全くの受け身の状態になっている時、いつもそんな感じに包まれていた。
無意識のうちに太腿を擦りあわせるようなしぐさをしてしまう。
「だめ、キヲツケ!」
恵里子が太腿をピシャリと叩いた。
「だってぇ……」
切なげなまなざしの好美を軽く睨んだ彼女は、ブラウスのボタンを外し終えると、今度は彼女の吊りスカートのウエストに手を滑り込ませ、吊りひものボタンを外し、続いてウエストのホックも外した。
スカートがハラリと足元に滑り落ちる。