1話の文字数がそれなりに多くて、毎日楽しみにしていたよ。
異世界から攫われてチートな主人公が、徹底してタダ乗りや理不尽や勝手な期待を撥ねつける姿勢を崩さないところが良かった。
それは強権的な権力者だけでなく、同じように攫われてきた浮浪者の支援を頻繁にするけど、基本的には体調を整え就職させるまでで関わりは薄く、殆ど個人名が出ない。
毎回便宜的に「黒さん」「緑さん」て色名つけるほど。
身内認定基準がとても厳しく、身内の中でも無条件に受け入れるのは実子3人と最初期の同士2人だけじゃないかな。
いつの間にか身内に無自覚搾取されてるような話を他で読んでも耐えられたのは、この話でバランス取れてたおかげかも。