山文京伝について Part93
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例えば、暁年のしていることは事故で記憶喪失になってしまった妻と以前のような生活を共にしながら、徐々にでも記憶を取り戻していく作業みたいなものかなあと思った。
この場合は愛だけど、記憶に置き換えるとしっくりする気がする。
なんか、そんな映画なかったっけ?
ただの不倫とは違う、経緯を知るとまるで災難に巻き込まれたみたいに強制的に愛を奪われた。
暁年の理解では、唯子は家族への愛をなくし卍を愛するようになってしまった現状を、理性では本意ではないと思っているように見えた。
苦しみながらも共にありたいと願ったのは、絶望的だけど、また一から愛を育みたいとの暁年の覚悟の現れなのかもしれない。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています