>>321
暁年が「このまま放置すれば唯子は自分たちのことなんて忘れて自由に満司のものになってしまう」って思ってたのそもそも誤解だと思うんだよね
唯子はそんな薄情な女ではない
本当に唯子の心を自由にしたくないならむしろ多分ほうっとくのが正解だった

で、たぶんそんな唯子が暁年の姑息な選択をそうと知りつつ受け入れた場面って、決定的に醒めてしまった場面でもある気がする
自分をほんとに理解してくれるひとがダレなのか、少なくともこのひとではなかったってわかってしまった
あの瞬間から暁年は唯子にとって愛の対象から完全転落して、同情を向ける人間でしかなくなった