妊婦姿の唯子と赤ん坊を胸に抱く唯子の二つが載っている。
妊婦姿:満司を愛する様になり自ら選んで彼の子を妊娠した唯子。家族へのそれより強い彼への愛に葛藤しつつも
女の幸せをかみしめている。本編アフターにもあり得る未来だと作者は思っているとの事。
不貞の子を慈しむ姿:夫の子ではない新しい命を得て喜びに打ち震える唯子。愛の比率が変わってしまった唯子に
作者はやるせない愉悦を覚えるとの事。
不貞の子については満司の子とは書かれていないのでもしかすると本編後書きに在った聖満エンドのプロットかも
知れない。であれば聖光の子という事になる。
” 夫の子ではない新しい命を得て ” とあるからアキトシとはまだ離婚していないようだ。「楽園からの帰還」のように
夫の子として秋月家の中で産むのかもしれない。「楽園からの帰還」では夫はそれを知らず息子だけが事実をしっている
というエンドだったがそうなるのだろうか?
そう言えばヒロインであるシモンは髪型も含め唯子ソックリと言うより全く同じである。(髪の色を除いて)
この作品に作者は唯子の原点を置いているのかもしれない。