この作者の作風は、エロ漫画なのにヒューマンドラマ的な日常感やキャラの心理描写を行う事でエロシーンとの対比を出して興奮させるところにある。
んで現代日本で女を雌豚に堕とすには、どうしてもどこかで無理な展開を作らにゃならんし、無理の無い展開だと商業エロ漫画にならん凄惨なものにせざるを得ない。

中編くらいまでだとヒューマンドラマ部分の掘り下げとエロの落差が多くの読者にとって許容範囲で、エロに至るまでの展開に多少の無理が有っても気にならないが、長編は落差が大きすぎて展開の無理さやキャラへの思い入れが大きくなり、受付けない人が出てくるんじゃねえか?

月下香はヒロインが最終的に雌豚になる様を描きたかったようだし、それには間男に作者の祝福が無いとならんから作者も無理と分かって割り切ったのでは。