誰かに対して後ろめたい、傷つけて申し訳ないって思う感情は
そのひとに対する感情それ自体の大きさとだいたい比例するんで
もはや薄れきった家族への申し訳なさと本当に愛してしまった満司が与えてくれるものを比較して後者を選ぶのは人間として当然でして
なによりその家族自体が「してもいいよ!」とか終わってる許可出してる時点でそりゃ唯子がしても自由では
もうあんなことしないでくれもとに戻ってくれって泣いて取りすがったら多分唯子は相当苦しむし
満司に従うことに改めて躊躇覚えると思うよ、でも暁年も暁人もそれを選んでない以上は本編状態になる以外ない
唯子を非難することなく、拘束することもなく、そうといって家族であることは求め続ける
っていう暁年の束縛計画はつまり一応成功してはいる
唯子はそれに付き合ってあげてるだけの状態、これをもって唯子はクズだってのは性愛を軽く見すぎてんじゃないのって気がする
むしろ暁年の腹の底を完全に透けて見てんのに家族ごっこ継続してあげてるのどうしようもなく情が深いと思うんだがな