SCP-XXXは緯度34.652、経度132.786に位置する日本家屋です。平時はいかなる交通網からも辿り着くことができず、約2ヶ月に1度の周期で■■県■■市の■■駅に出現するバス(昭和44年製いすゞ・BX)によってのみ干渉することが可能です。
SCP-XXXは旅館としての機能を備えており、30代と見られる女将と10代後半〜30歳前後と見られる6名の女中(SCP-XXX-1 から SCP-XXX-7)が勤務しています。
SCP-XXXを何度訪れても、他の宿泊客に遭遇することはありません。また成人男性1名で宿泊した場合、下記の事象が発生することがあります。

a.女将または女中から「耳かきはいかがですか」と勧められる
b.承諾すると膝枕ないし添い寝の体勢で耳かきを施される
c.時に、甘噛みと称して口腔に宿泊者の耳介を含むこともある
d.その他、歯磨きやタッチケアなど一般的な旅館の枠から逸脱したサービスが施されることがある
e.3回の宿泊のうち1回は必ず性的なサービスが施される

財団の調査によると一度利用した一般成人男性の■■%は再訪を強く望んでおり、また宿泊を繰り返すことにより精神的な退行、知能の低下が発現することも確認されています。