カブトムシ娘が現れた!
「やっと見つけたぞ、このホモ野郎!」
「ええぇっ!!?」
いきなり身に覚えのないことを言われ、困惑してしまう
「え?その……人違いじゃあ……?」
「いーや間違いない!お前のことだホモ野郎!」
「ルカ……貴様そういう趣味だったのか?」
「違うよっ!そんなわけないだろ!!そもそも面識すらないよ!?」
さっきまで隠れていたアリスがいつの間にかひょっこり出てきている
「あぁ!?しらばっくれるつもりか?忘れたとは言わせねえぞ!お前があたしらの里から男達を根こそぎ連れ去ったんだ!
挙句あたしを捕まえたらメスに用はないとかほざいて捨てやがって……あんな屈辱は初めてだ!」
「それはさすがに……見損なったぞルカ」
「だから違うって!」
「お陰であたしらは男がいないからこうやって人間を襲うしかなくなったんだ!責任、取ってもらうぜ……!」
さっぱり話が呑み込めない
戸惑いながらも僕は剣を構えた