おそらく、リクェム満載の馬車の中に埋め込んであったのだろうな>求め

佳織「あ、あの女王様。私に何かご用でしょうか」
レ「……あなたの兄はきっと生きるために精一杯だったのでしょうね」
佳織「え、あ、あの?」
レ「いいのですよ。あなたとの生活を守るためにならどんなに大事な物も平気で捨て去る覚悟が出来ていたのでしょう。それはある意味うらやましいほどです」
佳織「……えーと」
レ「ただっ! さすがに限度という物をデスね! いいですか!? 限度があるのです!!! 国宝レベルですよ!!!?」
佳織「ひぇっ」
レ「ふぅ……取り乱しました。ごめんなさいカオリ。あなたは何も悪くないのに」
二つの影がマナランプの揺らめきの中一つになる。意味も分からない佳織は抱きしめられながらただただこいつ胸ねーなと思い戸惑うのであった。