吸血鬼の王国ヴラドの女王カーラは闇組織の壊滅に乗り出し、組織の長である伯父のグラムを殺害する。
 組織は吸血・娯楽のための人身売買に手を染めており、壊滅には人間の協力だと判断したカーラは、
 世界最大の対吸血鬼戦力を所有する日本へ協議に赴くが、死んだはずのグラムの待ち伏せに遭う。
 護衛のマリカに加え、最強のハンター・神村東、絶対の結界師・上原北絵の助力もあり、カーラはグラムを再度殺害する。

 だがグラムは様々な特質を持つ寄生蟲を血中に飼っており、肉片にされても他人の肉体奪い復活できる。
 この寄生蟲の力によりカーラ達の滞在地である北絵が経営する学園の教師に成りすましたグラムは、
 殺害された際に付着させた寄生蟲で北絵の肉体と精神を侵食する。
 寄生蟲は一週間で北絵を従順な奴隷に変貌させたが、
 最終目標のカーラの周囲にはまだ凶悪な戦闘能力の東とマリカが控えている。

1.マリカを傀儡に
2.東を傀儡に

1.マリカを傀儡に
 カーラが協議の準備、東がその護衛で学園を離れている隙にグラムはマリカに寄生蟲を食らわせるが、
 東の直感に従い二人は予定を一日繰り上げて寄生完了前に学園に戻る。
 マリカと魂の契約を交わしているカーラに異変を気付かれそうになるが監視の報告により回避、
 寄生は完了してマリカはグラムの従順な奴隷となる。

 グラムは血液の大半をカーラへの罠に使いどうにか寄生蟲を仕込んだが、
 異変を察したカーラは唯一事態の影響を受けていない東に助けを求めようとする。
 グラムは東を排除して間一髪難を逃れるが、カーラは自力で異変の中心が山川、グラムの仮の姿だと真相に辿り着く。
 だが時既に遅く、カーラの寄生は完了してグラムは目的を達成する。

 協議は無事終わり、主要人物の奴隷にしたグラムは奴隷を介して自在に状況を操作できる。
 圧倒的な権力を手に入れたグラムは奴隷達と爛れた祝宴を開く。