エロゲのストーリーを教えてもらうスレpart25 [無断転載禁止]©bbspink.com
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とにかくいろんな諸事情により知りたいエロゲのストーリーを教えてもらうスレです。
スレッドの性質上、確実にネタバレがありますので注意してください。
発売して半年以内の新作について語る際は、名前欄にタイトルと新作ネタバレ用の共有トリップである
#新作ネタ
………をつけてください。
◆l1l6Ur354A をあぼーん設定するとある程度新作のネタバレを防げるかもしれません。
またリクエストの際は、正確なタイトルとメーカー・ブランド名を附記してもらえると助かります。
その他諸注意は>>2をご覧ください。
まずはじめに、まとめwikiで既出かどうか調べてからリクエストしてください。
■エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0
http://wiki.livedoor.jp/esosmw658/d/
規制中の方には、↓が用意されております。
■エロゲのストーリーを教えてもらうスレ規制用
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/49670/1261317516/
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前スレ
■エロゲのストーリーを教えてもらうスレpart24
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1376651614/ 祥子√
祥子の男嫌いは3年前襲われてから
祥子の自宅には犯人の人形の欠損死体がゴミ袋に詰めてあったり
祥子は、病床の母の語る父像と違う、父の書斎で見つけたいろんな女性との写真を見つけた、とか
祥子は死んだ母に話しかけていただけだったり
日干しした死体を父としてその母の隣に置いてたりとか
祥子はりょうが不仲の両親の死後、ふさぎこんで、母の死後硬直を父を受け入れたのだと思い込んだことを思い出させる
他のヒロイン達も現実に向き合い皆で帰還 主人公新羅と実妹恋は触れただけで痛みを引き受ける力をもつ
力を利用する親戚の元から田舎の新たな親戚の元へ
恋√
恋に力の応用で理性を飛ばされ、恋を求める
恋は翠に見せつけるようにHして、新羅に自分か世界かの選択を
二人で旅立つ
翠√
脚の痛みは、村が好きだけど、己もまた村を一度出たら帰ってこなくなりそうという恐れ
出ないと問題もわからない、と説得
あやめ√
あやめは、事故で死にゆく両親と半日近く車中に閉じ込められた心の痛みを新羅が引き受けたら
恐怖心までなくなって両親の死がどうでもよくなったり
嫉妬でクラスメイト達の前で新羅に告白して濃厚なキスしたり
翠の戯れにマジ嫉妬して突き飛ばして、昨日のH暴露したり
己の言動の齟齬に気づき閉じこもり、
原因の新羅に一緒に逃げてくれ、というと
恋が空気を読んだヤンデレ化で新羅を刺しに
あやめが刺さりにいくも、死んだら新羅と会えない、と両親のトラウマも重なって心を取り戻す
透香√
死病の透香の側にいるべく告白する
Hの後、同情で付き合ってたのを見透かされ突き放されるもヨリを戻して
兄妹の合体パワーで治療を思いつくも、恋に想いをぶつけられて、この気持ちはなんなのか、と問われ、
好きだから、兄だから、と答えると、納得
力を譲渡するべくHする兄妹
透香を治すと力が消える ペルセウスは絵も音楽も歌もいいのにストーリーがな・・・ ≪超簡略ストーリー≫
人類が別惑星に移住した未来のお話。交易途絶や大気汚染でその星の人類は衰退期に入る。
物語の始まりは、孤児エミールが妹プリエと一緒に貴族の御屋敷に拾われるところ、なのだが……。
エミールは仕事を与えられる。人形と呼ばれる人工生命に意思を与える『調律』という仕事。
それは巨大コンピューターの演算する仮想世界で、人形に人間を演じさせるというもの。
が、そもそもこの物語は開始時点で仮想世界。
現実世界でのエミールは演算装置の開発者の一人。他の登場人物も大体は開発者や関係者。
元々は衰退する人類を人工的に進化させる計画だったが、病魔に侵される恋人マリーのために変更。
しかし協力者の義兄ミハイルが暴走、開発メンバーは全員殺害されて仮想世界に放り込まれる。
本来仮想世界はマリーの楽園だったはずが、汚染で発狂した仲間によりマリーを虐げる世界に。
エミールも記憶を失い、同じ時間を無数に繰り返させられていたが、
死ぬ前に用意していたプログラムの力を借りて記憶を取り戻す。
その過程で、プリエが元々の人類進化計画のために用意された存在だと知る。
すべてを終わらせて欲しいというマリーの願いもあり、エミールは仮想世界を崩壊させる。
新人類であるプリエ、そして旧人類のエミールは現実世界に再構成され、子作りをする。
旧人類のエミールは環境に適応できず、プリエの幸せを祈りながら力尽きていく。
プリエは心地良く吹く風の中、とうに終焉を迎えていた旧人類の痕跡を眺める。 >>387
人類を守護するための『シオン・グローヴ』というシステム(超高度なAI的なもの。詳細は不明)が存在していて、
元々最終的な実行はこのシステムを使う予定だったが、実は計画が破棄された後も人類進化計画を継続実行していた
仮想空間の維持も実質的には『シオン・グローヴ』の能力を使って行われてる。演算装置はあくまで端末みたいなもの 「なぜ仮想空間にプリエを作り出す必要があったのか?」という疑問が生まれるだろうが、
作中の説明を大雑把に解釈すると「プリエに意思を宿らせるため=調律」という事になる
余談が入るけど、作中の表現では「人形」=「人が作った人」という意味が微妙に含まれていて、
「神」と「人間」と「人形」の関係に思い巡らせられるような示唆が結構あって、
人形に魂はあるのか、人間と人形の違いは一体何なのかみたいなお話がある
プリエを生物として誕生させたのは『シオン・グローヴ』だけど、魂を宿らせたのはエミールで、
誰が神で、誰が人間で、誰が人形なのかを考えると、複雑で置き所のない気持ちになる
この補足で簡略した理由をお察しいただけると思う。とてもじゃないが説明し切れない あとちなみに、化石の歌はマブラヴオルタネイティヴの遠未来に当たる。裏設定的なお話で関連性はほぼない 主人公浩太は文武両道なデブオタ
クラスメイトのギャルちえりに頼まれ勉強を引き受け、
教えてくれる理由を問われ、正直にエロい事期待してたと答えると、
彼氏いるから本番ダメ、といいつつエロいお礼をしてくれる
彼氏にドタキャンされたちえりと祭りにいったり、遊びにいったり
そんな関係は半年ほど続き、
実家への手紙をみてしまったちえりに浩太は語る
実母はモラハラで離婚して
妻と死別した義父と再婚した、と
昔、浩太は剣道もでき生徒会長で、モテたが
義妹が浩太と比べられる事も多く、浩太と付き合ってると思われて嫌がらせされたりした模様
母は父に、義理の子供より実の子供を可愛がった結果、とか思われるのが嫌で、
浩太に剣道をやめさせ、太らせ、殴るようになる
気づいた義父が浩太を引き取り離婚しようとするも、止め、母はカウンセリングで落ち着くも
負い目が残りお互いにギクシャクし、浩太は家を出た
ちえりは、ママになってやる、と
プレイで、褒められたかったことや、母に対する感情と向き合い
押し込めていた気持を自覚する
優しくされても悲しくて怒りに震えるのでは、とか
家族の元にいっても、これでなかったことになるのか、とか
そんな気持ちを吐露すべきだ、と思えるようになった
浩太はクリスマス一人で佇むちえりを見つけ
不倫相手を言い当てる
自虐気味なちえりに、
いい担任だが、悲しませるヤツがいい男なわけがない、と涙ながらに訴え
告白する ちえりは、父は浮気した母似の自分と顔をあわせるのがイヤなのだ、と
あてつけに援助交際したこともあった、し
彼氏に捨てられるのがイヤで変態な要求にも応えてきた、と
汚れている、というちえりを受けとめる
エピローグ
浩太は担任と乱闘し、担任は辞めて離婚して、
実家に帰省するも、不安は、お帰りの一言で霧散した模様
ちえりも父と話し合ったようだ 修正
>>392
実家に帰省するも→浩太は実家に帰省するも ちーちゃん書いた人、乙なんだが
ちゃんと>1を見て新作ネタのトリップいれなきゃ
俺もちーちゃんやったんだけど、ただの抜きゲかと思いきや結構ストーリーが良くて楽しめた
強いて言えばやたらチン毛にこだわったCGがあったのが気になったくらい
フェラしたちーちゃんの口元に張り付いたチン毛とか ストーリーは基本なし、”いっぷ”とエピローグのみ。夢幻廻廊のIF扱い。
薫子は『水抜き汗舐め』、麗華は『首絞め手コキ』、祐美子は『犬とお見合い』、奈菜香は『針刺し遊び』。
これが回数重ねる毎に微妙に変化していくループ構造、いわば簡易版夢幻廻廊みたいなもの。
変化の流れも夢幻廻廊準拠。”たろ”は認識が低下して家畜化、
麗華は家畜化した”たろ”に後悔、祐美子は”たろ”の言葉を理解できずに犬扱い。
3回×4人の”いっぷ”終了後、お風呂場でお嬢様4人に身体を洗っていただき、お庭で目が覚める。
眠るお嬢様4人に囲まれた”たろ”は、お屋敷の入り口にいる知らない女の子に話しかけられる。
『連鎖の鎖が放たれたその時から螺旋の渦が動き出す』
女の子は去って、”たろ”はお嬢様達の側でまた眠る。夢幻廻廊2〜螺旋〜のプロローグ的なエピローグ。 SMEEの「フレラバ」投下します
○登場人物
青葉 恭介(あおば きょうすけ)
本作の主人公。ノリのいい性格で気の合う友人はあるが彼女はおらず、いい加減彼女が欲しいと思っている
皆原 陽茉莉(みなはら ひまり)
恭介の幼馴染。しばらく疎遠となっていた主人公と久しぶりの再会を果たすも、距離感が図れず戸惑っている
望月 理奈(もちづき りな)
陽茉莉と入れ替わるように恭介と親しくなった女友達。人望が厚く、男女問わず人気がある
柊 ゆずゆ(ひいらぎ ゆずゆ)
恭介たちのクラスメイト。根はしっかりとしているが言い方がきつく、親しい友人はいない
沢渡 岬(さわたり みさき)
恭介たちの1年先輩の女子生徒。その立ち居振る舞いからお嬢様と思われている
野々村 智美(ののむら ともみ)
陽茉莉の親友。常にテンションが高く、何かにつけ陽茉莉に絡んでくる
綾部 まひろ(あやべ まひろ)
理奈の親友。常に淡々とした冷静な性格の持ち主だが、洞察力に優れ物事をよく見抜いている
水澄 真子(みすみ まこ)
ゆずゆの部活の後輩。ゆずゆの態度にも動じず、ひらすら練習に打ち込む真面目な性格 ○プロローグ
春休みのある日。どうしても彼女が欲しいと考えた恭介は、友人・元気を誘いナンパに繰り出すことに
しかし結果はことごとく失敗。ついには顔見知りの理奈に声をかけてしまう。
理奈にも激励され、元気と分かれた恭介は一人公園へと足を運ぶ。
と、そこには犬を連れた女の子が。そしてこの子と会話に持ち込むことに成功した恭介。
しかし、ふとしたアクシデントから女の子のパンチラを目撃してしまうと彼女の態度は一変
恭介に徹底的な罵声を浴びせ、怒り顔で立ち去ってしまった。
そして翌日の新学期。新しいクラスの顔ぶれを確認していた恭介は、見知った顔を発見する
幼なじみの陽茉莉。しばらくぶりに再会し、どうしても彼女の現状が気になる。
と、ここで同じクラスになった理奈から話しかけられた恭介。先日のナンパが空振りに終わったことを話すと、
理奈は、女子は男子のどういうところを見ているのかをアドバイス。恭介は、改めて彼女作りへの闘志を燃やす。
そしてホームルームが始まり、担任からも恋について熱く説かれている中、一人の遅刻者が教室に入ってくる。昨日の公園の女の子であった。
恭介の隣席に座った彼女、ゆずゆは相変わらずの毒舌家で、今年は一段と騒がしいクラスになりそうだと感じる一同だった。
こうして始まった2年目の学園生活。と、ある日帰宅すると皆原親子が自宅を訪ねていた。
相変わらず二人の関係を冷やかす母親二人だが、本人たちは気まずいことこの上なし
本人たちも、想定以上に二人の距離は離れていると感じていた。その原因はお互いの変化。
しかしだからこそ、時折見せる昔のままの姿に、どこか安心感のようなものを覚えるのであった。
ある日、この日はやたらと理奈と関わる一日となった
朝の登校中に出会って会話をしているところをまひろに冷やかされ、
体育のレクリエーションでは理奈のチームとバスケで対戦、
さらには放課後、理奈が恋愛本を読んでいるところに遭遇してしまう。
「自分がこんな本を読んでいるのは変だろうか」と聞く理奈に、恭介はそんなことないと答える
恭介は、理奈の意外な一面を見るのであった。 別の日、ゆずゆと親睦を深めるため、恭介は水泳部の雑用を買って出ることに。
ところが、ゆずゆは部活内でも一匹狼を貫いており、顧問教師も困り果てている状況だった。
しかし、恭介とのやり取りで調子を狂わされたゆずゆは、部の仲間や顧問教師から取り囲まれる羽目になり、
その中でゆずゆが根っこからコミュニケーションを拒んでいるのではないと察した恭介は、
ゆずゆとの親睦をより深めたいと感じるのであった。
ある日の全校集会、この日は、コンクールで入賞を果たした生徒が表彰されていた
その生徒こと岬は大変なお嬢様であるとの噂は恭介も聞き及んでおり、ここで彼女の態度を見た恭介もそれに強く同意するのだった。
と、その日の放課後、恭介はひょんなことから岬とのコンタクトに成功する
恭介のノリも軽く受け流し、また岬自身の意外な素顔も発覚する中、
最後には岬の方から「またお話ししたい」という衝撃の一言を受け、会話を終えるのであった。
かくして4人の少女との親睦を深めた恭介
彼女作りの目標にまた一歩前進したのである。
☆お知らせ
こんな感じでプロローグが終わりまして、この後この作品は各ヒロインの好感度を上げる作業に入ります
その間にいくつかヒロインごとのイベントが挿入されたのち、告白シーンから個別ルートに進んでいきますので、
ここでは、まず挿入イベントの内容をご紹介した後、個別ルートのご紹介につなげていきたいと思います。 (陽茉莉ルート)
ある日、青葉親子は皆原家を訪ねることとなり、恭介と陽茉莉は二人の母親からひたすら冷やかされることに
その勢いから脱出するべく、陽茉莉の部屋に逃げ込んだ二人は、その後の会話の中で、
関係性が途切れていた数年間、実は連絡手段が通知されていなかっただけだったという衝撃の事実を知る。
これに脱力しつつも気まずさが無くなった二人は、改めて連絡先を交換するのであった。
飯盒炊爨の実習で二人で作業を任された恭介と陽茉莉
その最中、陽茉莉が過去恭介に恋心を抱いていたことを告白する。しかし陽茉莉は平気な顔
それもそのはず、「もう終わった話」と、陽茉莉の中では完結済みの話だったからだ。
また別の日、陽茉莉と二人きりで会話をする機会を得た恭介はあの日のことを再度問う
すると、引っ越しを機会にお互い変わってしまった、恋はタイミングが大事なのだとの言葉が。
もし引っ越し前に気付いていれば、別の未来もあったのだろうと思う恭介だった。
二人でお出かけをすることとした恭介と陽茉莉。その中で、恭介はなぜ誰とも交際しなかったのかと陽茉莉に問いかける。
すると陽茉莉は「ドキドキが足りなかったから」とし、自分の中で気持ちが積極的になれなかったのが原因と分析
ならばと恭介は、自分ならどうかと問いかける。恭介は、陽茉莉に恋愛的な気持ちを抱き始めていたのだ。
一方、陽茉莉の側は「久しぶりの二人でのお出かけにはしゃいでいた」と、過去の延長のような気持であったと告白
しかし、恭介のまっすぐな想いをぶつけられ、陽茉莉もまた恭介を意識するようになっていく。
こうして陽茉莉との仲を確実に深めていった恭介は、ついに告白を決意
そこで恭介は、陽茉莉をレストランに呼び出し、陽茉莉に自分が本気であることを見せたのち、
この町一のデートスポットに移動、ついに告白の言葉を述べる
恭介の本気の気持ちをぶつけられた陽茉莉もこれを受け入れ、二人はカップルとなった。 ところで、この交際はしばらくの間家族には伏せられることとなった
あの母親二人にばれたらどんなことになるか分かったものではない、というのが理由だ
しかし、だからといってイチャつけないのは悲しいと考えた恭介は、クラス内に交際をオープンにし、
自宅でできない分、学校で思い切り楽しもうと考えたのだ
その後も、デートに出かけたり、クラスの皆に冷やかされて席を隣同士にされたりと充実な毎日を送る二人
ある日には皆原家に招待され、両親ともが自分と陽茉莉をくっつけようとする姿を見て安心するのであった
しかし、だからこそ些細なことが気になるもの
ゲームセンターや体育の授業など、要所要所で理奈の名前が出てくることに、陽茉莉は嫉妬に似た感情を見せる
しかし恭介は、他人と比べることなどない、俺はお前が一番なのだと、陽茉莉を安心させ、絆をより深めていく
その後も、プールに行ったり、弁当の食べさせあいをしたりとラブラブな毎日を送る二人だが、
ついに恐れていたことが起こってしまう。陽茉莉の母・陽子に、二人の関係がバレてしまったのだ
こうなっては仕方がないと、二人は関係性を明かすことに。
そして、ようやく解放され陽茉莉の部屋でのんびり過ごす二人。と、恭介はふと出会ってから今日までのことを思い出す。
昔は一緒に遊んでいたものの、年齢とともに同性のコミュニティ同士となり、次第に疎遠になった二人。
再会後話しかけてこなかったのも、そのコミュニティを壊してはいけないという陽茉莉の想いがあったのだろうか
しかし、陽茉莉本人に問いかけると、それもまた不正解であった
実は、陽茉莉もまた自身の気持ちを確かめていたのだ。一旦は終わらせた恋。それがまた再現するかどうかを。
その結果は今の現状。こうして気持ちを確認しあった二人は、これからもずっと一緒だと誓うのだった。
(陽茉莉ルート エピローグ)
あれから数年、二人はついに結婚を迎え、新婚生活を満喫していた
長い同棲期間を経て結婚。そして今、陽茉莉の中には新しい命が宿っていた。
こんな幸せがあるのも、あの時告白したおかげだ。そう感じずにはいられない恭介であった。(END) (理奈ルート)
ある朝、いつも通りのノリで軽い言い争いをしていた恭介と理奈だったが、それを聞いていた理奈ファンが反発
何と、理奈が恭介を誘惑する勝負をすることとなってしまった
ところがその最中、理奈が誤って水をかぶり、理奈の服が透けて見えるアクシデントが
それにて勝負はうやむやとなったが、恭介は否応なく理奈に異性を感じてしまう
別の日も、ゲームセンターで理奈・まひろペアと対決中、まひろがからかって理奈の胸のサイズを教えようとする場面で
理奈のなんぞをと思いつつも反応してしまった。哀しきかな、男の性である。
理奈の家で開催される勉強会に参加することになった恭介
陽茉莉の家を除けば初めてとなる女子の家の訪問に緊張を隠せないうえ、
まひろや他の参加者から理奈との関係を冷やかされ、恭介は否応にも理奈を意識するのであった。
まひろによる攻勢はまだ続く。別の日には、理奈と自分と3人でプールに行かないかと誘われるも自身は欠席
理奈と恭介の二人きりのシチュエーションを作られ、まさしくデート以外の何物でもない
これには恭介だけでなく理奈の方も意識するしかない。微妙に気まずい空気の帰路となった。
そして、この一件でますます理奈のことを意識した恭介は、今度は自らデートに誘うことに
ところが、その待ち合わせ前、理奈が他の男に詰め寄られている場面を目撃
思わず割って入り男を怒鳴りつけた恭介。完全に無意識の行動であった。
ここまでの理奈との関係を振り返ると、自分は完全に理奈のことを女性として好意を抱いている
その気持ちを隠し切れなくなった恭介は、ついに理奈に告白
これには理奈も驚きを隠せないが、しかしそれは理奈とて同じこと。告白を受け入れ、二人はカップルとなった。
翌朝、理奈はさっそく特別な関係が欲しいと、自分のことを苗字ではなく名前で呼ぶよう頼み、
いきなりすぎると考えた恭介も、理奈の望みならとこれを受け入れる。
どうやら、理奈は積極的にオープンにはしないまでも、交際を隠すこともしないようだ。
交際初日、この日はメールや些細な行動一つ一つに幸せを感じずにはいられない恭介だった。 ところが、この関係変化をすぐに察した人物がいた。まひろである。
しかし、交際前散々恭介との交際などあり得ないと言っていた理奈にとって、交際バレはこれ以上ないほどの屈辱
無条件で誤魔化すようになってしまった。
ところがこの日の体育の授業中、理奈が負傷してしまい、事態は急変する
いくらなんでもこの状況は見過ごせない。恭介は、自ら理奈の彼氏であることを告白し、理奈を保健室まで運ぶ。
これにより、怪我の方は大事にならずに済んだものの、まひろに交際がバレてしまった。
しかしそんなことよりも自分を気遣って、また彼女として認めてもらえたのがうれしかったと、理奈は笑っていた。
この一件で吹っ切れた二人は、その後ますますラブラブな毎日を送り、
恭介を起こしに行った理奈はそのまま恭介の母親に紹介され、清掃ボランティアで告白場所に近くに行けばあの日を回想しと、
ラブラブっぷりは加速度を増すばかりである。
ある日、恭介はまひろと一緒に買い物にやってきていた
理奈の誕生日が迫ってきており、プレゼントのアドバイスをもらうためである。
紆余曲折ありつつ何とか決まり購入すると、ちょうどバイトを終えた理奈が合流してきた。
ここで待ち合わせをしていたのである。
と、ここで理奈が、当日は自分の両親と会ってくれという
余り急展開に動転する恭介だが、実は理奈の両親は海外暮らしをしており、しばらくぶりの帰国になるのだという。
どうせ両親は自分のことなど関心がないと言い切る理奈。恭介は、それを聞いて複雑な感情にとらわれるのだった。 しかし、彼女の両親と会うのに緊張するなというのが無理な注文
当日になると恭介は完全に緊張の色を隠せない状態となっていた。
ところが実際に会ってみると何ともフランクな対応で、理奈も「だから大丈夫だと言ったのに」とあきれ顔。
その後も対応すればするほどイメージとかい離していく状況に、恭介も段々と緊張がほぐれていくのを自覚していた。
が、その状況も一変する
何と、両親は理奈の誕生日を覚えていなかったのだ。さすがに文句の一つもつけたい恭介だったが、それを理奈に止められる。
いくら普通の親子、家族とは違うとはいえ、これはさすがにあんまりである。
それは理奈も内心思っていたようで、両親と別れ、恭介と二人きりになるや否や泣き崩れてしまった。
ここで恭介は、理奈と出会ってから今までの出来事を回想する。
両親があんな状態では、理奈は誰より愛情に飢えていたのではないか。本当に自分を見てくれる人を求めていたのではないか。
それを再認識した恭介。もう二度と、理奈に寂しい顔はさせないと誓うのであった。
(理奈ルート エピローグ)
卒業後、同じ大学に進学した二人は、正式に同棲を始めていた。
恭介との交際を通じて心に余裕が生まれた理奈は、日本に戻るという両親の申し出を断るほどになっていた。
恭介がいるからもう寂しくないと言わんばかりである。
そんな理奈の強い愛を感じた恭介。これからの幸せな未来に想いを馳せるのであった・・・(END) (ゆずゆルート)
ある放課後、恭介は物陰でコソコソ何かをしているゆずゆを発見する
聞けば、部活の後輩から逃げているのだという。
憧れの先輩についていく後輩の何が悪いというのか、気になった恭介は様子を見に行くことに
すると、指導を懇願する後輩を無視し一人黙々練習するゆずゆの姿があった。
これではさすがにその後輩、真子がかわいそうだと感じた恭介が助け舟を出すと、
ゆずゆは、自分は口下手でうまい表現が見当たらないという悩みを吐露する。
根はまじめで優しい性格のゆずゆのこと、やり方さえ見つければなんとかなるだろうと恭介はアドバイスを送るのだった。
この出来事をきっかけにゆずゆとより親しくなりたいと感じた恭介は、
ある日の放課後、ゆずゆを遊びに連れ出すことに
水泳以外に関心などないという態度だったゆずゆだったが、新たな発見の連続に顔をほころませるのであった。
また別の日は、家族が出かけて家に帰れなくなったというゆずゆを自宅に招くことに。
友人宅に来るのは初めてだというゆずゆ。そして恭介もまた、ゆずゆの新たな一面を多く見ることとなった。
そしてこれを機に連絡先交換をした二人。これからもっと仲良くなれるのだろう。
ある日、今日もバイト先の雑貨店に出勤した恭介。と、今日はもう一人臨時バイトがいるという。
なんとそのバイトはゆずゆ。お互い驚きを隠しきれないが、勤務開始時間なのでまずは仕事をすることに。
今日の二人の仕事はビラ配り。しかし、もともと口下手なうえ慣れない仕事をしているゆずゆは大苦戦を強いられる
結果足を引っ張るだけの結果に終わり責任を感じるゆずゆであったが、恭介の弁護もあり何とか事なきを得る
そして二人は、完全にお互いのことを意識しあうのだった
ついにゆずゆへの気持ちを悟った恭介は、いよいよ告白を決意し、ゆずゆを呼び出す。
まずはゆっくりデートを楽しみ、終盤、ついに恭介はゆずゆに告白
動揺するゆずゆ、なぜ自分なのかと問うが、恭介の言葉は止まらない。
それを聞いたゆずゆは、自分も好きだと答え、二人は気持ちを通じ合わせた。 そして迎えた交際初日の朝、恭介が起きるとそこにはゆずゆがいた。
母親によれば、恭介を待っているゆずゆに偶然遭遇し、家に招き入れたのだという。
まさか初日からこんなことになるとは、驚きと嬉しさにあふれる恭介は急ぎ準備し同伴登校。
そのまま教室に入ると、クラスメイト一同はいったい何事かと驚きの声。
事情を説明すると、ゆずゆの変化っぷりにさらに驚きを隠せない様子のクラスメイト達だった。
さらに後日、水泳部に顔を出した恭介は、ゆずゆから水泳のコーチを受けられることに
しかし、熱心に指導してくれているにも関わらず、恭介はゆずゆの水着姿に興奮を隠し切れなくなってしまう
そして、気まずい空気のまま練習を終え、帰路でゆずゆはこんな話をし出した。
自分はこれまで家族以外の男性との付き合いがほとんどなく、男性について何もわかっていない
これまでは偏見的な目で見ていたが、これからはもっと知っていきたい、と。
そんな気持ちを受けた恭介は、自分もまだ勉強不足だからお互い理解しあっていこうと返すのだった。
こうして本格的に交際を始めた二人。それからゆずゆは劇的に変化していく
デートではおめかしをして周りの注目を浴び、クラスではゆずゆの真の魅力に気付いた男子たちが大騒ぎ
さらには手作り弁当まで用意してくれており、恭介は幸せをかみしめずにはいられない
さらに、ゆずゆの部屋を訪問した際には、元々無趣味だったゆずゆが今では自分の趣味に合わせてくれていることを知り、感激する恭介だった
別の日、デートに出かけようとゆずゆを迎えに行った恭介、出発しようとすると女性から声をかけられる
その女性はゆずゆの母親であった。まだ交際を伝えていなかったゆずゆは冷やかされて恥ずかしがるが、
母親は特に交際に反対するそぶりもなく、一安心の恭介だった。
一方、恭介の母親もしばらくぶりにゆずゆに会いたがっていた。そこで恭介は、休日にゆずゆを自宅に招くことに。
一緒に料理をしているその様は、とても出来たてのカップルには見えないとは母親の弁
さらに、すでに将来のことまで視野に入れて考えているという二人に、母親は安堵するのであった。 交際開始からしばらくたち、今日も放課後デートを楽しむ二人
しかし恭介にはどうしても気になっていることがあった。それは、出会った当初のゆずゆの態度である
こんなにも可愛らしい笑顔で笑えるような人間が、なぜあんなにつんけんしていたのか
それが恭介にはどうしても気になっていたのである。ゆずゆは、ついにその事情を明かすことに。
実は、本来のゆずゆは明るい性格で、友達も多くおり遊んでいた。しかし、ある事件が彼女を変えた。
親友が突然不登校に陥ったのだ。不思議に思ったゆずゆが調べると、親友がいじめを受けていたことが発覚
一旦はゆずゆ達グループの尽力もあって収まったものの、しばらくすると再発し最終的に親友は転校
しかも、あろうことか主犯格はあの時尽力したグループのメンバーだったのだ
これに我慢できなくなったゆずゆは、主犯格の子と大喧嘩。
さらにこの件では、ゆずゆ自身いじめに気付けなかったことに対する後悔の念に悩まされることに
そしてこの件以降、ゆずゆは仲間や友情といったものを一切信じられなくなってしまったのだ、と
しかし、その事情は汲みつつも、恭介は今は違うはずだと返した
真子をはじめ、部活のメンバーたちは心からゆずゆのことを気にかけているはずだ、と
それにはゆずゆも気づいており、いつか謝罪したいがきっかけがつかめず悩んでいたのだという
ならばと、恭介はお菓子でも作って差し入れたらどうかと提案、
後日、練習時間の一部を使って、ティーパーティを開催、ゆずゆはここでこれまでの態度を詫びることに
しかし部員たちは、謝る必要などないと返す
そう、ゆずゆは言葉こそ悪いが、練習には真面目に取り組んでおり、みなそれを評価していたのだ
そしてそのままパーティへと流れ込み、恭介もゆずゆも、今のこの幸せを大切にしたいと誓うのだった
(ゆずゆルート エピローグ)
数年後、学園を卒業した二人はそれぞれの道へ進んでいた
恭介は大学に進学、ゆずゆは調理の専門学校へ進み、二人ともバイトに汗を流す毎日だった
そしてこの日は4度目の交際記念日、さらに今後同棲する予定も決まっており、順風満帆な毎日である
今や二人は並の夫婦以上に強い絆で結ばれている。そう実感した恭介は、ゆずゆに似合う男になろうと一層の努力を誓うのだった。(END) (岬ルート)
プールのチケットを手に入れた恭介は、さっそく岬を誘うことに
初デートでプール、勇み足だったかと思いきや、なんと返事はOK
岬はこれまで友達と一緒に遊んだ経験が少なく、誘ってもらえてうれしかったというのだ
やはり岬は特別な存在なのだろうか、数々の噂が駆け巡る中、その信憑性はどうなのか。
そんなことを思いながら岬を家まで送り届けた恭介は驚く。なんと、岬はごく普通の青果店の娘だったのだ
人の噂など所詮こんなもの、当てにならないと感じる恭介だった
別の日、昼休みを迎えた学園では大騒ぎが起こっていた。岬が恭介に手作り弁当を届けたのである。
当然周囲は大騒ぎ。二人の関係を詮索するもの、岬に、恭介は似合わないと宣告するものなどさまざまであるが、
それもこれも、岬を特別な存在だと祭り上げている周囲の幻想にすぎないのである。
恭介は、岬を特別視せず、普通の女友達として扱うようになった
しかし、その行動が岬の心理に大きく影響することとなる
放課後、一緒に変える約束をしていた恭介が待ち合わせ場所に向かうと、同級生から遊びに誘われている岬の姿があった
少しづつでもコミュニティを広げていくのが重要であると、待ち合わせをキャンセルし一人帰路に就こうとする恭介だったが、
岬に腕を掴まれ、一緒じゃないと嫌だと懇願される。岬は、恭介に友情以上の感情を抱き始めていたのだ。
そして、そんな岬を見た恭介もまた、岬への気持ちがどういうものであるのかを意識するようになる。
こうして岬との交流を深めるにつれ、自分の持っている岬に対する気持ちが男女のそれであることを意識した恭介は、
いよいよ告白を決意することに。
岬をデートに誘い、その日の夕方、ついに告白。岬も、恋愛が何たるかをよく理解できていないながら、恭介と一緒にいたいと答えた。
これでめでたくカップル成立なのだが、それを岬のクラスメイト数人が目撃していた。
やはり騒ぎが起きたが、折しもこの全員がカップル成立の証人となったのである。 こうして交際を始めた二人、一緒に昼食をとったり、同伴の登下校となったりと、ささやかながら充実した毎日を送る
と、ある日岬を家まで送りとどけると、岬の母親と遭遇。流れで家に上がらせてもらうことに。
岬が友人を連れてくるのは初めてのことらしく、興奮さめやまぬといった感じである
さらにここで父親も配達から帰宅。と、ここで岬が恭介を友人ではなく恋人であると暴露してしまう
これに恭介は気が気ではない。ところが、両親とも感激の涙を流し、怒られるような空気は一切なかった
このにぎやかさに、ただただ圧倒されるばかりの恭介であった。
さらに数日、そういえばクラスの友人にまだ岬を紹介していなかったと、ここで改めて紹介することに
そのまま岬は質問攻めにあう羽目になったが、岬が淡々と語る恭介の良さに、一同はそれ以上の追及は出来なかった
また、ここで親睦を深めた一同は、一緒に遊びに出掛けるほどの仲になり、皆岬の本当の姿に驚くのであった。
こうして岬との仲を深めていく恭介。と、ある日帰宅すると岬が母親と一緒に自宅を訪れていた
突然のことに驚きを隠せない恭介。野菜を届けてもらったついでに色々話をしていたのだという
恭介、岬共に母親から続々と普段の行動を暴露され赤面状態である。
ついには酒盛りが始まり、収拾がつかなくなったと判断した二人は恭介の部屋へ避難することに
ここでやっと落ち着いた二人、まったりと過ごすのであった。 二人の交際が始まってしばらくたち、学園内でも二人の関係は相当知れ渡っていた
しかし、いまだに岬がお嬢様であるという誤解は解けておらず、それを解消するため、
二人は、店のチラシを学園内で配布し、実際に見てもらうことで誤解を解消しようと考えた。
さっそくチラシ作りを始める二人。元々あった店のチラシに、岬がアレンジを加えたものを配布する予定なのだ
その中で、自らの持つ野菜の知識を披露する岬。これが本来の彼女の姿なのだ。
そして配布開始。と、ここにいまだに恭介を認めていない岬のクラスメイト達が現れる
恭介が岬をたぶらかしていると思い込んでいる彼女たちは、案の定恭介を強く糾弾
しかし、ここで岬が助け舟。恭介がどれだけ素晴らしい人かを説く
さらにすかさずチラシを渡し、百聞は一見に如かずと岬の家まで案内することに。
確固たる証拠を見せられ、黙りこくる岬のクラスメイト達。
そして、今まで岬や恭介の話を聞いていなかったことを詫びるのであった。
(岬ルート エピローグ)
あれから数年、岬は栄養学を、恭介は商売を学び、二人は新たに鮮魚店を開業するに至っていた
持ち前の人気とセンスで店はすぐ軌道に乗るだろう。あとは式を挙げるタイミングだけ。
仕事でもプライベートでもずっと一緒。二人は、幸せな未来に向けての第一歩を踏み出したのだ。(END)
(ノーマルエンド)誰ともフラグを立てないか、フラグを立てても告白しなかった場合
彼女を作ると意気込んで活動すること数か月、ついぞその目標は達成されることはなかった。
気の合う友人の元気と桃、今日もまた3人で遊んでいる。
しかしそれも悪くはない。恋愛だけが青春のすべてではないのだ。
きっと来年こそは。その思いを胸に、今日もまた一日を過ごすのだった。(END) お疲れさまー。青春恋愛ゲームって感じでいいね。なんかアマガミっぽい ありがとー
同社の自作の「ピュアコネクト」も今書いてるので、それも上げたら併せて読んでくれたらありがたいな 国家という枠組みが崩壊し世界が一部の巨大企業によって統治されるようになった時代。
人間の生活は仮想現実が中心となり一部の人間は現実の肉体を捨て電子体としてネットで生活するようになっていた。
これにより現実世界は停滞し権力者たちは一部の特権階級だけが後世に遺伝子を残せるようにする政策を推進し人口の抑制を図っていた。
生まれ故郷の村を襲われ孤児となった主人公、瀧沢蒼は過酷な競争社会を生き抜き
妻と子供のいる生活を送れる人間なることを夢見て大企業「府獄」の傭兵として働いていた。
しかしその目標は戦闘中に民間人の少女を助けようとして負った傷により閉ざされる。
脳内チップが損傷し仮想現実における戦闘能力を喪失。除隊となったのだ。
絶望する蒼。そんな彼を救ったのは自分が力を失う原因となった少女だった。
妖精を自称する少女は自分の仲間と共に蒼の電子戦闘体、シュミクラムに融合。
これにより原理は不明なれど蒼は再び戦う力を取り戻した。
しかし非現実的な方法で力を取り戻しても除隊の事実は変わらない。
傭兵として働き返済する予定だったシュミクラムと訓練所の奨学金は莫大な金額だ。
蒼は仕事を探すため養父ヴィルヘルム中佐の待つ第二の故郷、海神へと戻る。
そんな彼を待っていたのは海神唯一の教育施設、甲華学園への潜入捜査だった。
海神では近年テロが頻発しており学園関係者がその容疑者として浮上したという。
高額の報酬に釣られた蒼は依頼を受諾。学園生として生活をおくることになる。 調査を開始した蒼は自分を露骨にスパイと警戒し何度となくテロ現場に現れる学園のリーダー天ヶ瀬茉緒に疑念を深める。
だがそれは誤解だった。
茉緒はかつての企業間抗争「府海戦争」で活躍した自分たちの先輩である
伝説の学生部隊、甲華学装隊の名を騙り破壊行為を繰り返すテロリストから街を守る自警団だったのである。
しかし府海戦争で勝利し街を支配する府獄の兵士である直翔は茉緒たちを陵辱するべく連行。
この暴挙に他人を見捨てることに強いトラウマを持つ蒼は愚かな選択であることを自覚しながら
古巣の大企業である府獄に銃を向け彼女たちを救出する。
この事件は長年にわたり燻ってきた府獄と海神の対立を表面化させた。
海神の議会は戦後賠償の一環であった府獄との防衛契約を破棄し
蒼の養父で府海戦争の英雄として名を馳せるヴィルヘルム中佐が率いる傭兵部隊ベオウルフと契約を結ぶ。
しかしベオウルフの戦力は質は十分でも数が足りない。
そこで議会はテロリストと無関係であることを証明させる意味もこめて
学園生たちの自警団を正式に民兵として組み込むことを決定する。
運命の渦は皮肉にも蒼たちを府海戦争の英雄にしてクーデターを起こした戦犯、甲華学装隊になぞらえるかのように導くのだった。 月読ルート
蒼が海神で出会った記憶喪失の少女、月読。
30年前に死んだはずの甲華学装隊のリーダー陵絢夜歌と瓜二つの容姿の月読は
戦いの中で徐々に記憶を取り戻していく。30年前に起きた府海戦争の記憶を。
自分では有り得ないはずの人間の記憶に混乱し罪の意識に苛まれる月読。
そんな月読を蒼は「お前は絢夜歌ではなく月読だ」と自分が名付けた名前で呼び抱きしめる。
その夜二人は結ばれた。
だが過酷な運命は月読を逃さない。
テロリスト殲滅作戦の最中、横槍を入れてきた府獄の部隊。
企業から忠誠心と利用価値を認められ強姦未遂犯として逮捕されながら戦線復帰した直翔と共に現れたのは
かつての絢夜歌の親友、紅音だった。
現在は凄腕の傭兵フレイアと呼ばれる女は自分と主君を裏切り自分が殺したはずの親友に憎悪を投げつける。
苦難の日々は続く。
蒼と月読はその経歴から内通者として疑われ任務から外される。
そしてその隙を狙うかのようなタイミングで発生したテロにより学園のリーダーだった茉緒が凶弾を受け殺害されてしまう。
メディアの前で島の子供の死を目撃し激昂した住民たちの暴動を止める術はなく
府獄と海神の戦争はもはや不可避なものとなってしまった。 争いは避けられない。しかしまともに戦えば勝ち目はない。
海神側はその戦力差を補うために適地に極秘潜入し宣戦布告と同時に大量破壊兵器を発動する奇襲作戦に踏み切る。
だが極秘のはずの作戦は府獄側に漏れていた。
蒼は懸命に戦い作戦は成功するが月読を除き仲間たちは全員戦死。
そして月読もまた仲間の死に耐えられず人格を絢夜歌に譲り渡してしまう。
蒼のことを忘れた月読=絢夜歌は自身が命を落としたナノアセンブラ・プラントへと向かう。
追いかける蒼。言葉では止まらぬ絢夜歌を前に恋人たちは刃を交える。
戦いは蒼の勝利に終わった。
記憶を取り戻した月読の言葉で蒼に30年前と今回の事件を結ぶ陰謀を知る。
平凡な旧式施設だと思われていた海神のプラント。
その正体は統合政府に規制を受ける前に建造され超人類を含むあらゆるものを作り出すことの出来る「悪魔の装置」だった。
絢夜歌は主君を裏切り殺したのではない。
他ならぬ主君の命によって主を殺しプラントを破壊しようとしたのだ。
府獄が裏工作をしてまで海神を追い詰め開戦させたのもこのプラントを手中におさめるためだった。
月読からその事実を知らされたフレイアは海神プラントを破壊する。
それから蒼と月読は海神を離れた。
仲間が全滅した今、島に守るべきものは何もなかった。
戦争は府獄が勝利。しかし目的のプラントを失った海神に奪うべき価値などない。
府獄はあれほど執拗に手を伸ばした海神を放棄。これにより島の経済は壊滅し人口も激減。やがて無人島となった。
二人は名前を変えて平和な隠遁の毎日。
戦争が始まる前に望んだ愛する人との幸せな生活。
けれど蒼の心は気が付くといつも海神へと向いてしまう。本当に自分はこれで良かったのかと。 天ヶ瀬茉緒ルート
天ヶ瀬茉緒は企業が経営から撤退し閉鎖されるはずだった甲華学園に行き場のない子供たちを集め自主的に学校活動を続ける学園のリーダー。
その原動力は学園の継続を求めていた教師と先輩がボランティア活動の最中にテロで死亡し
たまたま遊びに出かけていた自分だけが助かったことに対する自責の念だった。
上流階級からの援助を受けて裕福な生活が出来るにも関わらず仲間たちのためにその財を惜しみなく分け与え自身は最低限の生活を送る茉緒。
調査を進めるたびに明らかになる彼女の気高さに蒼は惹かれていく。
時は経ち月読ルートで茉緒が命を落としたテロの日がやってくる。
今回は蒼が茉緒を最優先に行動していた為に銃弾は受けたが命を取り留める。
しかし統合政府の視察団に紛れて海神プラントの秘密に月読ルートよりも早く辿り着いてしまった二人は
府獄に情報を流していた内通者の工作により死亡扱いとなり捕らえられてしまう。
内通者の正体は甲華学園の良き理解者であったはずの暮沼雄大市議だった。
(同時に茉緒に援助していた人間の正体が暮沼でありその目的が自分の性奴隷にする為だったことも分かる)
暮沼は自分の私利私欲のために30年前は甲華学装隊を、そして今回は蒼たちの情報を敵に流し始末しようとしたのだ。
暮沼は30年前に府獄に従属することが海神が生き残る唯一の道だったと語り
もはやこの島に未来はないとクーデターを起こし学園生をテロリストに仕立て上げることで府獄へ寝返りと目論む。
だが暮沼は知らなかった。
蒼たちには常人では観測することの出来ない妖精たちが味方していることに。
完璧なはずの計画は妖精から事態を知らされた仲間達の手により瓦解。
海神は府獄の狙いであるプラントを人質に取るとことで休戦を勝ち取った。 だが暗躍する何者かはそんな蒼たちの努力を嘲笑うかのように破滅の引き金を引く。
蒼が妖精と出会い甲華学装隊がクーデターを起こして籠城したとされる戦艦が突如として動き出し無尽蔵に怪物を生み出し始める。
それは全ての元凶とも言える狂科学者、天本博士の研究成果。
現実でも仮想現実でも命を落とし完全に死んだはずの人間を蘇らせた「亡霊」と言われる存在だった。
(ここで30年前の甲華学装隊はクーデターなど起こしておらず彼らの起こしたとされる事件は全て亡霊たちの仕業だったことが分かる)
蒼たちは何とか被害を最小限に抑えようと奮闘するが府獄側の介入もありこれを断念。
都市中枢であるプラントを破壊することで決着をつけた。
プラントは都市の生命線。これを失った海神に未来はない。多くの人が島を捨てた。
そんな中で蒼と茉緒は島に残る道を選ぶ。
それが海神の未来を守れなかった自分たちの責任だと考えて。
※茉緒ルートでは本筋の話とは別にフレイアと茉緒を巡る因縁の物語が展開される。
フレイアの本名は暮沼紅音。暮沼雄大の娘である。
フレイアはある日、父親が近親相姦の欲望を持っていることを気が付き家を出る。
そして甲華学装隊に参加し戦いで現実の肉体を失った。
だが雄大は自分の娘を犯す欲望を諦められなかった。
彼は電子体の意識を現実の肉体に書き込むという研究に着目し娘のクローンを作成。
こうして生まれたのが天ヶ瀬茉緒だった。
彼女は最初からフレイアの器として作り出されたのである。
フレイアが甲華学装隊の仲間たちを亡霊を狩るために海神を去ったことで
雄大はフレイアが戦死したと思い込み仕方なくクローンの娘を犯すことで我慢するつもりだったが
今回の事件を聞きつけて現れたフレイアと再会したことで捕虜の身でありながら
本願を遂げようとフレイアに蒼たちを裏切り茉緒の体を奪えと誘惑した。
フレイアはこれに耳を貸さず決戦の際に流れ弾で死んだ父親に侮蔑するとプラントを破壊するために必要な特攻要員に志願。
クローンである茉緒に自分が掴めなかった幸せを手に入れろと伝えて命を落とした。 ユーリルート
ユーリは府獄で傭兵をしていたことからの戦友であり蒼を「お兄ちゃん」と呼ぶ少女。
その正体は男の欲望を満たすために設計されたデザイナーズチャイルド、セクサロイドだった。
そのことを甲華学園の生徒たちに協力する謎の凄腕ハッカー、トリックスターに暴露されたことでユーリは島から去ろうとするが
好奇の視線で見てしまったことを謝罪し友人になろうとする学園生たちの姿に心を動かされ留まることにした。
この騒動によって蒼は過去2ルートでは謎の人物だったトリックスターの正体が
ユーリと同じ施設で育てられたデザイナーズチャイルド、カンナであることを知り
彼女と親しくなることで蒼は自分とユーリに関する衝撃的な情報と向き合うことになる。
訓練所で初めて会ったはずのユーリはヴィルヘルム中佐の養子であり本当に蒼の義理の妹だったのだ。
だが蒼はその事実をヴィルヘルムとユーリのどちらからも聞いたことはなかった。
その理由は蒼の出生の秘密にあった。
自分を純血種(いわゆる普通の人間)だと思い込んでいた蒼だが実際はユーリやカンナと同じデザイナーズチャイルド。
それも狂科学者である天本博士の死者復活の研究を実現させるための完成体だったのだ。
ヴィルヘルムが蒼とユーリを引き取ったのも蒼を監視し万が一その力が覚醒した場合殺すためだった。
そしてヴィルヘルムは府獄が侵攻をはじめた以上もはや一刻の猶予もないと判断。
プラントを破壊し海神の未来と引き替えに実験の再開を阻止することを宣言する。
蒼は養父と一対一で戦い力を見せることで説得。
島の未来を守るため作戦をプラントの破壊からより困難な戦艦の破壊へと変更させる。
ヴィルヘルムの特攻など多くの犠牲を払いながらも作戦は成功。
その後、統合政府の介入により府獄の罪が暴かれ海神の未来は守られた。
蒼とユーリ(選択肢でカンナを抱いてる場合はカンナと3人)は島に家を構えて夢だった平穏で幸せな日々を始める。 鈴宮凪ルート
鈴宮凪は海神の姫と呼ばれる当主の娘。
彼女はその立場から学園の友人たちにも遠慮して距離を取っていたが蒼の提案により生徒会活動(自警団)にも積極的に参加するようになる。
この変化により別ルートでは隠蔽されてしまった府獄の悪事の証拠が凪の手に渡り海神と府獄の戦争は回避される。
しかし事件は終わっていなかった。黒幕は何一つとして諦めていなかったのである。
黒幕の正体は2人。18年前に死んだはずの天本博士。そして蒼の幼馴染みであったはずの少女ミサキだった。
全ての始まりは100年以上も前の話。当時の海神はデザイナーズチャイルドの販売で隆盛を極めていた。
そんな大企業に反旗を翻したのが後の府獄の創始者である神免航一郎。
軍事兵器として生み出された航一郎はセクサロイドである岬に恋をして仲間と共に海神から脱走。
子供を授かり経済的にも成功するが彼の脳裏から海神への憎悪が消えることはなく
正義感と優しさに溢れていたはずの人格は冷徹で残酷な経営者へと変貌していった。
その変化は永遠の愛を誓ったはずの夫婦の関係をも歪めてしまう。
岬が死んだことで自分の過ちに気が付いた航一郎はもう一度人生をやり直すことを決意。
死者復活の研究を行う天本に自分と岬のクローンを作らせそこに自分たちの魂を転送しようと目論んだ。
死者転生のためのデザイナーズチャイルド。それこそが蒼と凪の正体だった。
だが航一郎の計画は皮肉にも妻であるはずのミサキの手によって破壊される。
復活したミサキは「必要なのは私を心から愛していた歪む前の航一郎」と言い放ち航一郎を殺害。
蒼に今度こそ二人で幸せになろうと愛を求める。 しかし今の蒼が愛しているのはミサキではなく凪。
凪の肉体を奪うことで現実世界で復活しようとするミサキの提案など受け入れられる訳がない。
交渉は決裂し最後の戦いが始まる。
その過程で実はミサキの正体は岬ではなく殺害された母の胎内にいた凪の妹だったことが判明。
全ての前提を覆され精神崩壊したミサキはネット上のあらゆる存在と融合する怪物へと変貌する。
神ならぬ蒼たちは暴走するミサキに死以外の救いを与えることは出来なかった。
かくして戦いは終わった。だが全ての真相が明らかになったことで蒼と凪は再び引き裂かれる。
実は現実の凪は30年前にミサキに襲われてから昏睡状態に陥り一度も目覚めていなかった、
蒼たちが見ていたのは「凪は生きているはずだ」という情報を受け取った脳が見る錯覚に過ぎなかったのだ。
蒼は復興に沸く海神の街で失意の日々を送るが月読との会話でハッと気付く。
自分たちが見ていた凪は幻覚に過ぎなかった。
だがそれとは別に昏睡状態のままの凪は今も確かに生きているはずだ。
蒼が駆けつけると凪は目を覚ます。めでたしめでたし。
捕捉事項
ヴィルヘルム中佐の正体は統合軍の特殊部隊C4Gの隊長で航一郎の息子。
父親の野望を止めるために戦っていた。
妖精さんの正体は本物の岬の電子体。他の妖精(兵装少女)は甲華学装隊のメンバー。 桃色劇場の「サノバ☆ビッチ〜早乙女野薔薇ちゃん、マジ天使(ビッチ)!〜」をお願いします 天本博士が最初の二十四の瞳の先生の旦那姿か白衣を着た死神博士姿の天本英世をイメージしてしまった(笑)
投下乙 ピュアコネまとめ終わったー。上げていくよー。
○登場人物
宇佐美 隼人(うさみ はやと)
主人公。彼女が欲しいとは思っているが女運が悪く、なかなかいい相手に巡り合わない
一ノ瀬 空(いちのせ そら)
隼人の幼馴染。隼人とは腐れ縁の親友と思っており、仲は良いが男女関係にはならないと豪語している
篠崎 あゆみ(しのざき あゆみ)
隼人の従妹。男性は苦手だが、一度心を開くととことん甘える。
道明寺 萌美(どうみょうじ もえみ)
隼人たちの同僚。お茶目なムードメーカーで、家事能力にもたけている。
紺野 彩里沙(こんの ありさ)
主人公たちの後輩。努力家タイプだが、融通が利かない固いところも。
牧原 志帆(まきはら しほ)
隼人たちが働く店の支配人。普段は心優しいが、仕事に関しては妥協を許さない。
日羽 翔子(ひわ しょうこ)
隼人と空の友人。いつも3人でつるんでいる。
宇佐美 香里奈(うさみ かりな)
隼人の妹。性格はよくなく、怒られるばかりの毎日である。 (プロローグ)
どうにも女運が悪い主人公、隼人。今日もろくでもない女に別れを告げ、幼馴染の空に愚痴をこぼしていた
そんな隼人の姿を見かねた空は、自分のバイト先の後輩の女の子を隼人に紹介することに
とりあえず一度会ってみようと、空にセッティングを依頼、今日は解散となった
と、その帰路で妹の香里奈から電話が。なんでも、見知らぬ女の子が訪ねて来たというのだ。
一体だれなのか。帰宅して確かめてみると、それは従妹のあゆみであった。しかしなぜ彼女がここに。
追って帰宅した母親に確かめると、あゆみの両親が海外に行ったため、しばらく彼女を預かることになったのだという。
このビックニュースに兄妹そろって大はしゃぎなのであった。
そして翌日。空に紹介された女の子と会うため、隼人は待ち合わせ場所に向かう。
そこにやってきたのは彩里沙という女の子で、何やらとっつきにくそうなタイプである。
しかしそれは緊張で固くなっていただけであった。なんとか場を馴染ませた隼人は、彩里沙との会話を始める。
それによると、彼女はやはり男性に苦手意識はあるものの、空を強く尊敬しており、彼女の紹介だから会いに来たというスタンスであった
しかし、彩里沙によれば隼人は男性版空のようなタイプであると、最後には緊張もなくなり和やかなムードで解散となった。
と、ここで彩里沙から一つの問いが。すぐに恋をする必要があるのか、というものだ
これに対し隼人は、本当に好きな人が出来るまで待っていればいいと答え、納得したという表情で彩里沙は帰っていった。
翌日、あゆみからバイトを始めようとしていることを聞いた隼人は、自分も新しいバイトを探そうと求人広告誌を読むことに
その時、ひとりの女性と出会う。その女性は飲食店を経営していると聞き、名刺をもらった隼人は
外食することとなったその日の夜、あゆみとともにその店に向かうことに
来店するや否や、制服の可愛さにあゆみが惹かれる。さらに、なんとこの店は空と彩里沙の勤め先だったのだ
バイト先を検討していた二人だったが、空や先の女性、志帆のスカウトなどもあり、この店でのバイトを決意するのであった。 (共通ルート)
早速面接にやってきた隼人。事務所に案内されると、服部という先輩が何やら激昂していた
聞けば、入社しても早々にドロップアウトする新人が多く、もっと人を選べと言っているのだ
隼人にも、ここは止めておけと辞退を強く促すが、これまで多くのバイトを経験した隼人にとっては修羅場など慣れたもの
最初から採用する気満々だった志帆による形式だけの面接は進み、早速店の中を案内された後仕事に取り掛かることになった。
1日の仕事を終え、充実感にあふれた様子の隼人。ここなら長く続けられそうだと感じる隼人だが、
一方で気にかかることがあった。あゆみがどうにも一歩引いた対応をしているように思えてならないのだ
久方ぶりに訪れた親類宅に単身預けられることになった事情は分かるが、もう少し踏み込んできてほしいと感じる隼人であった
さらに後日、決定的な現場を目撃することになる。夜中にキッチンで何かをしているあゆみを目撃したのだ
どうやら小腹がすいたらしく、夜食でも探していたのだろうか。しかし隼人を見つけるや否や逃げるように立ち去ってしまった
これであゆみが確実に一線を引いていると悟った隼人は、軽食をもってあゆみの部屋へ
ここで隼人は、あゆみの悩みを解消すると同時に、もう家族なんだから遠慮はいらないと伝えるのだった。
隼人から遅れること数日、あゆみがバイトの決意を固め、入社。それを受け、今夜は二人の歓迎会が開催されることとなった。
こういう場では無礼講とばかりに全員がはっちゃけ、騒がしくも楽しい回になるのだった
ところが、途中で志帆の姿が消えていることに気付いた隼人。一人仕事をしていたのだった
こういう会はスタッフ同士の交流も兼ねているのだから、自分がいても邪魔になるだけだと。
理屈としては正しいが、そこにほのかな寂しさを感じずには入れない隼人であった。
それから数日、忘れ物を取りに来た隼人は、その場にいた志帆の勧めもあってコーヒーブレイクをしていくことに
と、そこに一人の男性が現れる。彼は志帆の父親であり、店のオーナーだった。
それからしばらく、完全に父親のペースに巻き込まれた隼人と志帆。
しかし、本質的に志帆を心配している側面は見て取れ、すっかり意気投合する隼人と父親であった。 休日、買い物に出かけた隼人は、公園でもめている男女を見つける
どうやら女の子は男の子の姉で、男の子がグループの輪に入れないことを叱責していたのだ
これは見過ごせないと、隼人が一肌脱ぎ、無事輪の中に入れた男の子
と、ここで驚きの事実が。実はこの二人、萌美の弟と妹だったのだ。
ここで改めて自己紹介をし、隼人は思わぬところで萌美の家族と知り合うことになったのだった
その後も、萌美の自宅にお邪魔することとなったり、アクシデントから萌美と2人店の倉庫に閉じ込められたりと、
何かと萌美を意識する機会の多くなった隼人であった。
ある日、ひょんなことから彩里沙がファッションモデルをやっていることを知った隼人
彼女の母親もモデルをやっており、そのつてで始めることになったのだという。将来はこちらの道に進むのだろうか
しかし、最近はその進路を巡って母親と口論が絶えないという。生真面目な性格では悩みも深くなるばかり
隼人も、そしてその場にいた空も、深く考えすぎることはないとアドバイスを送るのだった。
ところがその翌日、とんでもない大事件が起こる。彩里沙の母親が店にまで乗り込んできたのだ
まさに一触即発といった雰囲気だったがこの場は志帆が応対して事なきを得る。しかしその夜、今度は彩里沙が家出をしてきた。
昔から骨の髄までの教育ママで、常に完璧人間であることを求められてきたとは彩里沙の弁。
しかし、その背景には絶対に愛情があるはずだと、翌朝には彩里沙の自宅まで送り届けることに
最後には彩里沙の主張にも無理があったことが判明し、母親との信頼関係を築くのであった ある朝、今日は朝から一ノ瀬家にお邪魔することとなった隼人
朝食をごちそうになりつつ、空の現状について語る隼人と空の母親
かつては母親同士で隼人と空をくっつけようと画策したこともあったが、今やそんな希望はない
また、空自身に恋愛願望が欠片ほどもなく、頭を抱える母親であった。
これを大学で話すと、翔子もまた同じ反応。そいてついに我慢が限界に達した翔子は、隼人と空、二人の関係を変えてみせると言い切るのだった
一体何をするつもりなのか。と、翔子は隼人をけしかけ、空に徹底的に優しくするよう指示
しかしそれは周囲にも露骨に違和感を与えるレベルであり、空はおろか隼人本人も戸惑うこととなった。
その後、事情を知った空は大激怒。遊ばれたことより、それに隼人を利用されたことに対して怒っていた。
空は、本気で隼人がいい女性に巡り合うことを望んでいたのだ。それなのにこんなことでイメージダウンしてはどうするのだ、と
しかしそれは隼人からしても同じこと。空の性格を直し、いい男と巡り合わせたいという思いを持っていたのだ。
こうして互いの思いを知った二人は、今回のことを水に流すのであった。
そして時は流れクリスマスも目前。店は最大の修羅場となっていた。
最大の繁忙期であるこの時期、素材の仕入れから仕込みに至るまですべてがかつてない忙しさになるからだ
その予想通り、全員が目の回るような多忙に追われてんてこ舞いの状況であった
その修羅場を乗り切ればお楽しみの時間。志帆によるクリスマスパーティが催されたのだ
無礼講のなんでもありな騒がしくも楽しい空間。隼人は、そんな中で一人の女性について考えるのであった・・・ (空ルート)
パーティも終盤に差し掛かり、酔いや疲れで皆が寝静まったころ、隼人も少し休息を入れていると、空が話しかけてきた
例年通り、今年のクリスマスも一緒になった二人。そして今年はバイトを通じて多数の女の子と知り合いになった
にも拘らず、いまだに彼女が作れないのは隼人がモテないだけではないかと空は煽る
隼人は、まだそういう目で見れる女性が現れないだけだと主張するが、空は、一度誰かと付き合ってみるべきだと主張
そしてなんと、その相手に自分を選べというのだ。それが冗談ではないと空の目が主張していることは隼人にも分かった。
これに隼人は考える。確かに、最も気兼ねがなく、かつもっとも信頼を寄せている女性は空だったのだ
そんな空からのこんなにも真剣な愛の告白。これに隼人も答え、二人は恋人同士として付き合うこととなった。
お互いに「まさか」という気持ちもあるが、それもまたありなのだろうと思う二人であった。
そんなパーティが明けて翌日、しかし隼人と空では元々の距離が近い分、別段普段と変わらない一日となった
が、なんと志帆に昨日の告白を聞かれていたことが判明。祝福の言葉を受け、嬉しくも恥ずかしさもある隼人だった。
また、二人の関係も少しづつではあるが変化していく
デート中に志帆と出会った際に露骨に抱き着かれたり、キスをせがまれたりと、空の意識変化を感じる隼人
隼人も、そんな空を見て顔がほころぶのだった
しかし、空のこの性格だけは何とかしないといけない
そう考えた隼人は、休日のこの日、空にお嬢様らしい振る舞いをさせてみることにするも、
その演技が完璧すぎてまるで別人のように感じてしまった隼人は、やはりいつも通りの姿がいいと再認識するのであった こうして順調に交際を進める二人。徐々に信じてもらえる人も増え、初詣では二人で記念撮影、
二人して風邪で寝込んだ時も、二人一緒なら平気だというほどラブラブっぷりになっていった
しかし、それと同時に空はどんどん嫉妬心を強く持つようになり、
バイト仲間の萌美や彩里沙、果ては親友の翔子にまで嫉妬するようになっていた
隼人は、そんな空の心情を組み、空をどれだけ好いているかを語り、安心させるのであった
そんなある日、隼人は、翔子から、空が隼人との交際前本気で隼人と他の女性との恋が実ることを応援していたとも聞かされる
それを空本人に問えば、「自分が安心したかっただけ」なのだという
空は、肝心な時に一歩引いてしまうタイプの人間だったのだ
もっと自分を出してほしい、どんなわがままを言ってくれても構わない、自分にはもうどうあってもお前が必要なのだ
そんなプロポーズ紛いの言葉を聞かされ、空もまた自分にとって隼人が特別な存在であったことを告白
ただ、自分のそんな思いをうまく言葉にできなかったのだ、と。
しかし隼人は、そんな難しいことを考えなくていい、好きなら好きと、それだけでいい、そう告げる。もう二人の表情は笑顔に染まっていた。
こうして気持ちを通じ合わせた二人。二人の関係もやっとみんなに認識され、これからの幸せな未来に想いを馳せるのであった。(終わり) (あゆみルート)
パーティ後の夜、隼人は、夜食を求めてキッチンを探っているあゆみを目撃する
パーティではみんなに質問攻めにされほとんど飲み食いしていなかったあゆみのために、隼人は夜食を作ってあげることに
そんな隼人に対して、あゆみは「私を従妹としてではなく一人の女の子としてみてほしい」と告白
「家族として優しくしてもらうのではもう我慢できない」と・・・
これに対して隼人は悩む。あゆみは、隼人が絶対に手を出してはいけない立場の人間だからだ
しかし、あゆみのこんなにまっすぐな思いをぶつけられては自分の気持ちに嘘はつけないと、あゆみの告白を受け入れることに。
こうして始まった二人の交際。二人きりの家でまったりと過ごしたり、買い物デートに出かけたりと、順調に交際を進めていく。
純粋かつ甘えたがりな性格のあゆみ。隼人は、幸せを感じずにはいられない。
しかし、この関係はばれるわけにはいかない。家でも甘えてくるあゆみに、隼人は肝を冷やすのだった。
さらには、キスの現場を空に目撃され、気が気でない状況で毎日を過ごす羽目になるのであった。
年が明けても、初詣に行ったり、買い物デートをしたりと順調な二人だが、
デート中、腕を組んで歩いている現場を香里奈やクラスメートに見られてしまう。
もう隠し切れないと判断した隼人はすべてを明かし、デートはお茶会へと変貌するのであった。
その帰り道、もうこれ以上言いふらさない方がよいのではないかというあゆみに対し、
隼人は、それであゆみが寂しい思いをするのは本末転倒と、隠し続けることは止めることを宣言するのであった。
交際を始めてしばし、そういえば買い物以外にまともなデートをしたことがないと感じていた隼人
折しもあゆみが実家にいたころよく海に出ていたことを知り、クルージングデートを企画することに
まずは勤め先で食事、その後クルージングという計画で進めることに。
当日は、萌美にサプライズをばらされる、隼人が船酔いをするなどのトラブルはあったものの、
あゆみの満足げな顔を見られて胸をなでおろす隼人だった。 別の日、今日も朝からイチャイチャする二人。ここで香里奈があゆみに疑問を投げかける
かっこいいところなどない隼人のどこに惚れたのか、というのだ
しかしあゆみは、隼人のかっこ悪さにも魅力があると説き、隼人は思わず感激してしまうのであった
香里奈も、母親も、交際そのものには反対しているわけではないので、そこは一安心である。
また、職場では珍しく服部、フィリップと一緒になり、ここでもあゆみとのことを語ることに
語りながら、隼人はますますあゆみと離れたくないという気持ちを強めるのであった。
別の日、あゆみとの関係をオープンにしたことで、母親からこんな問いが出てきた。「今後どうするつもりなのか」と。
隼人はこれに対して、自分たちは真剣に交際していること、結婚も視野に入れていることを明かした。
この答えに安堵の母親。実は、あゆみを預かる際あゆみの母親からこう言われていたのだという。
「もしあゆみと隼人がそういう仲になっても、怒らず応援してあげてほしい」と。あゆみの両親は、あゆみを全面的に信頼していたのだ。
自分があゆみに手を出したことで、宇佐美家全体に傷をつけたのではないかと心配していた隼人だったが、この答えに心から安心し、
それと同時に、よりあゆみにふさわしい、周囲に文句を言われないほどの男になろうと誓うのであった。(終わり) (萌美ルート)
クリスマスの修羅場を乗り切り、一同は楽しいパーティ、そこで突然服部が酔いに任せて隼人に説教をする。なぜ彼女を作らないのかと。
しかしここで思わぬ事態。女性陣がそのノリに乗っかって隼人をいじる中、たった一人だけガチ告白をした人物が現れたのだ
それは萌美。隼人に真剣に恋心を覚えていたのだ。この事態に皆を黙らせた隼人は、萌美のことを真剣に考える。
そして至った結論。自分も萌美に好意を抱いている。それを理解した隼人は子の告白を受け入れることに。
この公開告白に一同は大騒ぎ。クリスマスパーティは二人のカップル成立祝いに姿を変えたのであった。
さらに事態は加速する。以前から一人暮らしをしたいと考えていた隼人だったが、母親が、マンスリーマンションを準備したので住んでみないかというのだ
これを即決した隼人は、途中で出会った道明寺姉弟にも手伝ってもらいながら、引っ越し作業を終えるのだった。
こうして始まった二人の交際。皆に冷やかされながらも順調で、早速初デートに向かうことに。
行先はテーマパーク。一日楽しんだ後、最後に観覧車に乗ることに。
眼下には絶景が広がり、感嘆の声を上げる二人。と、突然萌美が歓喜の涙を流す。
自分に自信のない萌美。初デートの感動とともに、来年は振られているのではないかという不安に駆られたのだ
しかし、隼人とて不安がないわけではない。まだまだカップルとしては初心者マークの二人なのだ。
これから一緒に頑張っていけばいい。隼人はそう萌美を励ましたのだった。
年末、萌美が部屋を訪ねてきた。年越しを隼人と一緒に迎えるためである。
そこで二人は除夜の鐘を全部聞こうと試みるもあえなく撃沈
しかし、年越しという一大イベントを二人で過ごす幸福は十分に味わったのであった
そして日が昇り、隼人は実家に戻り、香里奈やあゆみとお正月を楽しんでいた
と、そこに萌美が訪ねてくる。家族への紹介も滞りなく終わり、二人は初詣へ。
ここでは道明寺姉弟が揃い、騒がしくも楽しい元日を過ごすのであった。 この交際も始まってしばらくたち、萌美はいよいよ自分の両親に隼人を紹介したいという。
これにはさすがに隼人も緊張を隠せない。それは萌美も同様の様子であった。
当初は「異性の友人」という体で紹介するつもりがあっさりバレてしまい、萌美の父親は激しく動揺する
しかし、次第に落ち着きを取り戻すと、拍子抜けするほどあっさりと関係を認められたのであった。
こうして二人は、両家家族の公認の仲となったのである。
これを境に二人の仲はさらに深まっていくこととなる
萌美が弁当持参で隼人の大学に遊びに来たり、隼人のみシフトに入っているときに迎えに来たりと、半同棲状態と言える状況になっていく
萌美には妹弟の世話があるから完全に同棲することはできない。それでも最大限来てくれる萌美に、感謝しきりの隼人であった。
ある休日、萌美の妹弟が隼人を訪ねてきた。一緒に遊んでいるその様は、さながら本物の兄弟のようであった。
そして昼食は萌美がシフトに入っている二人の勤務先で取ることに。家ではあまり見れない萌美の一面を見て、感心する妹弟であった。
さらに、その翌日、弟の誕生日パーティが開かれると聞いた隼人は、自分もそれに参加することに。そして萌美は、自分の気持ちを吐露する。
自分は昔から家のことを優先してきて、恋人どころか友人付き合いすら断ることが多かった
だけどもし妹弟がいなければ、自分もみんなと同じように好きなことが出来ていたのではないか、と
しかし、これは生真面目すぎる考え方である。実は、前日の昼食時にも、当の妹から同じことを聞いていたのだ。
自分たちがいなければ、萌美はもっと自由にできたはずなのに、と。
これを聞いた隼人は、家族を大事にするのは大切なことだが、もっと自分のことも大切にすべきだと主張
萌美は、つっかえていたものが取れたと感謝。そうして、楽しいパーティははじまるのであった。(終わり) (彩里沙ルート)
大盛況のクリスマスパーティを終え帰宅、やっと落ち着いた隼人 と、そこに携帯が鳴る
相手は彩里沙、なんと、電話越しに告白してきたのである。
すでに宇佐美家前まで来ているという彼女に直接会うため玄関を出た隼人は、OKの返事を返す。こうして、二人は恋人となった。
翌日、従前から考えていた独り暮らしが突然実現することとなる。母親が、自宅近隣のマンスリーを借りたというのだ。
さっそく引っ越し準備を進める隼人。と、その途中に彩里沙と遭遇する。状況を説明すると、さっそく部屋に行きたいという。
こうして、引っ越し作業は二人ですることとなったのであった。
こうして交際を始めた二人。新年を迎え、初詣に向かうことに。すでに隼人は彩里沙の晴れ着姿に魅了されっぱなしである。
そんなこんなで神社に着くと、そこには仕事先のメンバーである空、萌美、あゆみ、志帆の4人が顔をそろえていた。
これに動揺する彩里沙。彼女としては、まだこの交際は隠しておきたいのだ。
なんとか誤魔化して皆と別れ、無事に参拝を済ませる二人だった。
ある日、体調を崩しバイトを欠勤した彩里沙。それを聞いた隼人は気が気でない。
しかしここで空がシフトを変わってくれるという。隠していたつもりの交際だったが、すでに皆にばれていたのだ。
こうなっては仕方ないと、交際を白状した隼人は、退勤後すぐにお見舞いに向かうことに。
ここぞとばかりに甘える彩里沙。しかしここで、彩里沙の母親にもその関係がバレてしまうことに。
しかし、母親はその関係をあっさりと認める。隼人は、関係が認められたことに胸をなでおろすのだった。
別の日、大学に興味があるという彩里沙のために、隼人は自分の取っている講義に彩里沙を招くことに。
ところがその様子を空と翔子に見られ、二人は面白そうだとついてきてしまった。
さらに、そこでの空と隼人の気兼ねない関係を見て、不安と嫉妬に駆られる彩里沙だが、
それ以上に、学園と大学の違いにカルチャーショックを連発する。
しかしこの体験を機に、隼人と一緒のキャンパスライフをより強く意識するようになった彩里沙だった。 それから数日、隼人は、彩里沙を自分の家族に紹介しようと考えていた。しかし心配なのが彩里沙と香里奈の関係である。
二人が犬猿の仲だと聞いていた隼人は、二人が上手くやっていけるのか心配なのだ。
が、早速その心配は現実のものとなる。帰宅すると、二人が激しく言い争っていたのだ
さらに、母親からも意外なリアクションが。彩里沙を見て、年端もいかない子供に手を出したと隼人を非難し始めたのだ
しかし隼人は、自分たちが真剣に付き合っていること、すでに彩里沙の親の承諾を得ていることなどを述べ、
彩里沙も、それが言葉だけの軽いものではないことを料理をもって実践。それを見た母親は、ついに二人の関係を認める。
香里奈との関係は相変わらずだったが、皆から説教三昧を浴び、自分の負けを認めるのであった。
こうして顔合わせも無事終わったある日、彩里沙の部屋にまぬかれた隼人は、そこで一冊の本を見つける
それは、彩里沙の母親が出版したエッセイ本であった。早速中を見る二人。
そんな母親の姿にあこがれ、自身もモデルを目指したという彩里沙。二人の仲は本当は良好なのだろうか。
ここで彩里沙がバイトに出かけてしまい、家には彩里沙の母親と隼人の二人だけが残される。
この機会にと、お互いに聞きたいことを相談しあうことに。すると、母親は彩里沙が普段自分のことをどう考えているかが気になるのだという。
これを受けて、本人に探りを入れてみる隼人。すると彩里沙は、自分のために取り乱す姿には不快感を覚えているという。
昔のように、もっと堂々としていてほしいのに、と。例のエッセイ本には、母親がどんな思いでモデルに取り組んでいたかが書かれていたのだ。
彩里沙にとって、母親は親である以上に、モデルとしてのライバルなのだ。
その気持ちを母親にぶつけた彩里沙。しかし母親は、今はモデルの仕事より彩里沙の母親でいることの方が大事になったのだという
お互いに気持ちをぶつけ合った二人。やっと普通の母娘になれたのだろうと、隼人は感じるのであった。(終わり) (志帆ルート)
クリスマスパーティを終えた隼人は、ある人物との待ち合わせのために店に残っていた
その人物とは志帆。店を閉めた後食事でもどうかと誘われていたのだ
この後何が起こるのかを察知した隼人はすでに緊張がピークに達しており、食事に集中できなかった
そして食後、予想通り隼人は志帆からの告白を受けることに。
隼人は、再度自分なんかでいいのかと問うが、志帆の答えは変わらず、志帆を特別視し始めていた隼人もこれを受け入れることに。
その翌日、隼人は明らかに異変を感じるほどに舞い上がっていたが、志帆の方は至って平常通り。
これが大人の貫禄なのかと思う隼人だったが、志帆はそんなことはないという。大人でもそうなる時はある、と。
事実、この日はいきなり志帆の家に招かれてしまう隼人であった。
しかし数日後、隼人は志帆の経営者としての厳しい一面を目の当たりにすることとなる。
想定外に多忙となったこの日、全スタッフがてんてこ舞いな状況の中、
志帆は事故が起こらないようにと、厳しくも的確な指示を次々と飛ばしていく。これが経営者としての責任なのだ。
ところがその最中萌美が過労で倒れる。それに対して志帆は激しく落ち込んでいた。一瞬でも「倒れたのが隼人でなくてよかった」と考えてしまったと。
だが、彼女も人の子。何事も完璧にふるまえる人などいない。そういって隼人は志帆を慰めるのであった。
迎えた年末、大みそかはデートに出かけ、元日は隼人の家に挨拶に行きたいという。早速向かう二人。
まず玄関で応対したのはあゆみ。二人の顔を見てもしやという表情を見せる。
さらに家の中に上がり、母親、香里奈、そして遊びに来ていた空ともご対面。リビングは沈黙に包まれる。
と、ここで志帆からあいさつ。隼人と交際していることを告げ、手土産まで渡してしまう。
この順応力にさすがは支配人を務めるだけあると感心する隼人。
さらに、全く持って信じがたいという隼人の家族に対して、自分がどれだけ隼人に惚れているかを淡々と語り、納得させてしまうのであった。 さらに数日、今度は志帆の父親にしてこの店のオーナーでもある銀蔵にも交際が明るみに出ることになる
志帆がこれまで恋愛に興味がないとしており、心配していた銀蔵だけに反対されることはもちろんなく、そこは一安心
また、将来のことを考え出した際、隼人も独り暮らしを検討していることを告げるが、
すでに半同棲状態にあった二人、志帆は急に隼人がここに来なくなるのは寂しいと気持ちを吐露し、一人暮らしは棚上げとなることに。
こうして互いの親への報告を済ませ、二人の絆はより強くなっていく
休日に一緒に家事をしたり、料理を教えたり、その様はまるで新婚夫婦のようにも見える
また、本人たちの気持ちも着実に深まっており、志帆が焼きもちを焼いて暴走しかけた時には、半ばプロポーズに近い言葉まで使ってなだめ、
また別の日には仕事明けにデートに向かい、大学生流の楽しみ方を伝授するのであった。
そんなある日、志帆の母の命日が近づいていることを知った隼人は、銀蔵に、母親はどんな人物だったのかを聞いてみることに
すると、勝ち気で努力家な性格で、銀蔵とは喧嘩が絶えなかった。しかし、店を起こした時だけは夫婦二人三脚で頑張ってきたことを聞かされる
しかし、そんな母親は過労で早々に他界してしまい、それが今の志帆の過剰労働に厳しい性格を生んだのではないかと語る銀蔵。
隼人は、その話を聞いて、今の状態に合点がいきつつも、志帆自身がそうならないかを心配するのだった。
そして迎えた閉店後の志帆とのティータイム。ここで志帆は、自分が仕事ばかりで普通の彼女らしいことをしていないことを隼人に詫びる
しかし、隼人は仕事に真正面から向かう志帆の惚れていたので問題なし、との反応。
ただし、人のことばかりではなく、もう少し自分のことも考えるべきだと付け加えた。
そうすれば、自分も含めた店のスタッフは、絶対に志帆についていくはずだから、と。(終わり) はい、一気に投下したけどピュアコネは以上
土日時間あるから気が向いたらもう1本何かまとめるかも 乙ー
読みやすいけど、少し長いせいか頭に残りづらいから短縮版もあるといいかもね
新作楽しみにしてるよん >>444
彩里沙を見て、年端もいかない子供に手を出したと…と言う事は彩里沙はロリ枠?
眼鏡っ娘はいないのか >>446
いや、あゆみや香里奈と同級生
曰く「学生が学生の彼女作って何かあったらどう責任とるんだ」だと
遊びで付き合ってヤリ捨てされたら女性側に甚大な影響与えるから、真剣さを確認したかったんじゃないかな 投下乙
>>428
関係ないけど
BALDR FORCE EXE のワイアードゴースト騒ぎや
BALDR SKYのドミニオンによるテロがあったことは
過去の歴史として作中に出てくるので時系列は繋がっている ピュアコネクト おまけ 主人公側から告白した場合
このゲーム、主人公側からとヒロイン側から、両方での告白シーンがあるんだ
で、上のストーリー紹介ではヒロイン側から告白した場合で進めたけど、
ここで番外編として、主人公から告白した場合の展開を少しだけ
ちなみに文中の「パーティ」とは、全ルート共通で共通ルート最後のクリスマスパーティのことね
(空ルート)
パーティを終え、自宅に戻っていた隼人は、ふと空について考える
生まれてからずっと一緒だった空。隼人は、自分の仲での空の存在が大きくなっていることを感じ告白を決意。
忘れ物をしたから着いてきてくれとの名目で呼び出したものの、実際に向かったのは公園。訝しがる空だが、隼人はここで直球に告白。
さすがにいきなりだと驚きを隠せない空。本当に自分でいいのかと再度聞くが、隼人は空に対する想いを語る。
これに対し空は、なんとなくそんな予感がしたとし、また自分も隼人が大切な存在となっていたと、告白を受け入れることに。
幼馴染から親友、さらに恋人へ、二人の関係はまた変化したのであった。
(あゆみルート)
パーティの後、ふと恋愛について考える隼人。思えば、空から彼女の一人でも作れと発破をかけられて一月半の時間が経過していた
そして、隼人はある人物に関する恋心を自覚する。その相手はあゆみであった。「良き兄」でいることに限界を感じた隼人は、告白を決意する。
少し散歩でもしないかとあゆみを外に連れ出した隼人は、公園に向かい勢いのまま告白。
立場上許されることではないし、あゆみを動揺させるだけだとは思いつつも、自分の気持ちに引っ込みがつかなくなったのだ、と。
しかしそれはあゆみも同様であった。つねに隼人のことばかり考えるようになっていたというあゆみ。二人はもともと両想いだったのだ。
こうしてようやく気持ちを通じ合わせた二人は、恋人しての一歩を歩み始めることとなった。 (萌美ルート)
パーティから帰宅した隼人は、すでに萌美のことで頭がいっぱいになっていることに気付く。
さらに、萌美がまだ店に残っていたことを聞いた隼人は、送迎するから待ってろと店に急行することに。
萌美と合流し、帰宅する道すがら公園に立ち寄った二人。隼人は、ここしかないと萌美に告白。
余りに突然の告白に動揺を隠せない萌美。これまで恋愛に縁のなかった彼女だが、隼人の真剣な想いを受け止め、これを受け入れる。
萌美自身も隼人を意識していながら、告白できずに戸惑っていたのだという。こうしてお互いの気持ちを知った二人。初々しいカップルの誕生となった。
(彩里沙ルート)
最近彩里沙のことを考えることが多い隼人。空の紹介で知り合い、同じバイト先となって交流が激増
その間に彼女のことを詳しく知っていき、知れば知るほど惹かれていくのを自覚していた。
ならば善は急げと早速電話し、彩里沙のマンション近くで落ち合った二人は、そのまま公園に移動し、隼人は彩里沙への思いを告げる。
隼人の思いの丈を聞いていた彩里沙。彼女もまた、隼人相手なら本当に自分を出せる相手だと、この告白を受け入れる。
お互いに素直じゃないところもある二人。そんな二人が自分をさらけ出し、特別な関係になった瞬間であった。
(志帆ルート)
若くして店の支配人となり経営者としての責任を負い、その一方で休日には一人の若い女性として気さくな面も見せる
隼人はそんな志帆を尊敬すると同時に、いつしか恋心を抱くようになっていた。隼人はいてもたってもいられず、すぐに店に戻ることに。
ちょうど帰宅するところだった志帆に随行し、公園へと立ち寄った隼人はそのまま告白。同様を隠せない志帆だが、隼人は想いを告げ続ける。
こんな真剣な告白も初めてだという志帆は、自分もまた隼人を意識していることを認める。
立場を理由に隼人の想いを潰したくない。そんな気持ちもあって告白を受け入れた志帆。二人はこうして交際することとなった。 てことでピュアコネは今度こそこれで終了
シナリオ投下のためにざっくり再プレイしてたら偶然に見つけたのでさっとまとめて上げてみたって感じだね ねこねこソフトから発売された「みずいろ」のあらすじ。
wikiに載っていない麻美ルートだけを書いています。
■麻美編
今から10年ほど前、神津麻美(あさみ)は雨上がりの公園で猫を拾った。
しかし両親は彼女から猫を無理やり取り上げ、元いた公園に捨ててしまった。
酷く落ち込む彼女を心配して、両親は飼育を許可したのだが、時既に遅く、いくら探し回っても猫を見つけられなかった。
(※轢死が示唆されている。)
元々引っ込み思案な気質をしていた彼女は、猫を失ったことをキッカケに、一層内気になってしまった。
彼女の唯一の慰めは「日記」を付けること――あの猫を擬人化して、冒険物語風に活躍させていたらしい。
彼女は捨て猫を唯一の友人として記憶に留め、かつ、捨て猫の孤独な境遇に自分自身を重ねていた。
話を現代に戻そう。
卒業を控えた彼女は、孤独に過ごした学園生活を密かに嘆いていたのだが、
主人公・片瀬健二と知り合い、度々出逢っては関係を深めていく。
彼女は少し遠い学校に通うために引っ越す予定でいたから、彼との残された時間を噛みしめるように過ごしていた。
さて健二の飼い猫(最近飼い始めていた)が迷子になってしまった。
彼は麻美とともに猫を探し回った。
彼女は昔の辛い経験を彼に語り(捜索中なのに……)、今回も猫など見つかる筈がないと弱音を吐いた。
彼女の傷は未だに癒えていなかったのだ。しかし彼は猫を探し回り、夜が明ける頃になってようやく発見した。
エピローグによると、麻美は引っ越さずにこの街に居続けることにしたらしい。
また健二は猫を彼女に譲っている。
あらすじは以上です。 wikiにまとめられている『いつか降る雪』のページを観たが間違った記述がある。
修正版をwikiに載せてもらいたいから、既存の文章を基にして再編集してこのスレに投下してもいい? >>454
修正箇所だけを数行程度(ですよね?)に纏めて投下しておけばいいと思う
次にwikiを更新する人が「追記」の形で載せてくれるはず >>453
すみません訂正です
あらすじの第2段落の第2行目
(誤)卒業を控えた彼女は
(正)卒業を控えた麻美は
あと「元いた公園」/「居続ける」といった風に、漢字の開き方がブレているんですが
許してください…… 修正箇所を書きます
登場する女キャラもgood&badend共にほぼ死亡という悪魔の様な話デス
>どのルートでも全滅なので、「ほぼ」という表現は誤り。
生存or死亡は好感度。
>上述したように、どの選択肢でも全滅なので、以下のように書き換えて欲しいです。
>好感度の低いキャラは何故か白亜館にいないことになる。
>高ければ、エンドポイントによりピュア、カオスエンドに分岐。
個別エピローグでは全員生存。
>誤り。何度も書いているが全滅する。 あとは細かい脱字も修正したいので、自分で編集しても良いでしょうか? wikiの編集は誰がやってもOK
ただ投稿者でない人が投稿された文章を勝手に直すのはマナー違反かな
本文はそのまま手を加えずその下に追記、補足として
>>458を記載する形がいいと思う
※編集者注 以下は別人による追記、訂正 と注釈つければなお良し >>453
コンシューマー版反映の「みずいろ」の新日和ルートをお願いします >>461
その版はプレイしていないんだ
すまぬ(´・ω・`)
ってか新日和ルートはR18に逆移植されていましたっけ?
CSはここのスレでは扱えないことになっています 主人公観崎高久の住む島にアイドル実妹美唯が帰ってくる
神奈√
神奈は昔消えかけて泣いてる時、高久に心配されて、存在を定義
美唯を助けにいった折に、観崎家母に素性と独り暮らしを見抜かれて引き取られる
己のあり方を探り、人や神奈の存在を認めぬもの達との戦いを通じて、
人と自然、まつろわぬ者達との共存を目指すようになる
千紗
昔千紗の妹は贈った風鈴を拾おうとして川で水死
妹は千紗の罪悪感を救おうとして、憑いていたが悪霊化して悪霊に取り込まれたので祓う
最後にお互いの想いを確かめて
芹夏√
芹夏のコーチ引き受けるも
芹夏が試合中視線を感じて動けなくなり、
視線の怪、目目連を討つも
芹夏が目目連の力を持つように
己の弱さを見せたくないという、願いが生んだ怪と気づき解決
深景√
深景に憑く竜神銀王が怪達を取り込んで浄化してたが
連日の疲労で顕現できなくなり、土砂災害クラスの触手に取り込まれそうになるも
深景を見て迷いを捨てた神奈が浄化する
美唯√
美唯に憑く後神、背を押すが大切な場面で後ろ髪を引く怪をを封印したら
島に偏在する蛇蟲の血の力が、強い感情で暴走しやすくなる
アイドル業のコンサート後、後神の正体が両親だと気づいて、送る 主人公香太の元に、
家の血筋を絶やさぬようにと舞が許嫁としてやってきて
幼なじみみおも告白してくる
同居、学生生活、神社の伝統で花修行というエロい事しながら仲良くなっていく
祭りで花火を上げるためにあちこち頼みにいったりする
舞√
舞は自分には想い人がいる、と家出するが
幼い頃、家の宿命で悩む舞を元気つけた想い人は主人公でした
みお√
露出プレイにはまって
ヒロイン達に目撃されたりする
もとか√
もとかが自慰をおぼえて
香太は見てしまって流されて関係もって
舞が家出して、気持をはっきりしろ、と言われて告白
ひびき√
エロい事に興味ある後輩と流れで関係する
エリナ√
昔エリナは両親の離婚に思い悩み神頼み、と香太の父の神主に迫るも拒否されたところを
香太は話を聞いてくれて慰めて、願いをかなえてやるが、神主じゃダメなのでやめてやる、と
神が聞き届けて、目を覚ますと香太は、なると決めていた神主を拒否するようになっていた、と
神は信仰が薄まっていてねぼけていて、
寄り代の巫女であるエリナが近づいたので本能的に自動的に、願いを叶え、血の後継を求めるようになった、と
エリナが非処女になったので巫女としての力が薄れ、神は眠りにつく
ハーレム√
全てのルートの記憶を持ちながら、混乱したままハーレムエッチ
エリナに憑く神がけしかけてるのに気づき問い詰めると、
各√のヒロイン達が幸せすぎてメイン√になりたがった結果だとか
→このままで
曖昧なままで事後の5人と記念撮影エンド
→別の方法が
目を覚ますと舞と出会う直前で、舞と幼い日の結婚の約束を思い出し、みおにも告白されて、俺達の日々はこれからだエンド 女装してお嬢様学校に潜入しようとしたら、間違えて隣の底辺男子校に入ってしまったボク 主人公遥樹(名前変更可)は服飾デザイナーの先生大篠に憧れて女学園に強引な手段(説明なし)で入学するつもりが
辿り着いたのは男子校で、校長達に輪姦される
校長は服を縫い直し自分は大篠の師だ、男とバラしたから女学園には行けない、と
遥樹は勉強もできるし仕方ない、と
生徒や教師達に輪姦される日々
エンディングは3つ
・女学園に通えるエンド
大篠が遥樹を、逃げようとしたところを見つけたり、モデルの撮影中に出会って女学園が休みなのに女生徒が出歩いてることで感づいたり数パターン
大篠は校長の妹で、遥樹はムサい男だと嘘をつかれていた
主人公は男子校の前を通るたびにお尻の奥がうずくエンド
・24時間ご奉仕エンド
接待と輪姦を楽しむ
・マサオエンド
マサオさん(巨根で不良でぶっきらぼう)に犯されるのが嬉しくなって、マサオが他の生徒や教師達が手を出さないようにする(手段の説明なし) 二千年にわたり皇帝の下で繁栄を謳歌してきた皇国も今は昔。
売国奴、小此木時彦の裏切りにより共和国との戦争で敗北した皇国人は共和国の占領下に置かれ苦難の日々を送っていた。
先の戦争で記憶を亡くした主人公、鴇田宗仁は友人にして恩人である稲生滸と共に
祖国を奪還するべく戦うレジスタンス「奉刀会」の一員として活動中、一人の少女と出会う。
宮国朱璃。
小此木に皇帝である母を殺された帝位継承者。
朱璃はかつての戦争で自分を助けてくれた宗仁との再会を喜ぶが記憶を失った宗仁は彼女が帝位継承者であるか確信が持てない。
(皇族は即位するまで大衆に姿を見せない)
しかし宗仁は己が魂の直感を信じ朱璃に忠義を誓い守ることを決意する。
※便宜上ルートと書いているが基本的には一本道であり前ルートで起きた出来事は次ルートでも起きている。
主人公が結ばれる相手が変化するだけ。 稲生滸ルート
稲生滸は武人の名門、三祖家筆頭稲生家の娘。
若年の身ながら生死不明の父、刻庵の代わりに奉刀会の会長代行として戦いに身を投じる少女である。
しかし共和国との戦争で年端もいかぬ学生兵を率い全滅させてしまった過去がトラウマとなり滸は自分に自信を持つことが出来ない。
遂には心の弱さを呪装刀に付け込まれ操られてしまう始末。
奉刀会の副会長である槇数馬はそんな滸を激しく叱責する。
ある日のこと、密偵から滸の父である刻庵が帝宮の地下牢に幽閉されているとの情報が入る。
滸は救出を主張するが数馬は反対。遂には脱会届けを提出し共和国へ寝返る。
この状態で奉刀会として父の救出作戦を強行すれば会は分裂してしまう。
滸たちは迷った末、自分たちだけで刻庵を救出しにいく。
そこで待っていたのは刻庵の死体と数馬だった。
激昂する滸だが怒りに身を任せた剣は数馬に一蹴されてしまう。
数馬は滸に不知火を使えと挑発する。不知火は稲生の当主だけが扱うことの出来る呪装刀。
彼女はそれまでこの刀を振るったことがなかった。
もしも刀に拒絶されてしまえばその瞬間、自分に稲生家を、奉刀会を率いる資格がないとはっきりしてしまうから。
躊躇する滸。しかし主である朱璃の号令によって弱気を振り払った滸は見事不知火を使いこなし数馬を打倒する。
自分を斬った滸の姿に満足気な表情を浮かべる数馬。
滸は父の死体が偽者だったことに気付く。
寝返りも戦いも全ては滸を奉刀会の長に鍛え上げるための芝居だったのだ。
この戦いにより滸は代行ではなく自分の意思と責任の下で奉刀会を率いることを宣言。
穏健派と強行派の間で争いの絶えなかった奉刀会は結束し数年後共和国から独立を勝ちとる。 鴇田奏海ルート
刻庵救出作戦の際に滸と別行動する選択肢を選ぶことで分岐。
鴇田奏海は鴇田宗仁の義理の妹。
彼女は戦後小此木の手によって翡翠帝として祭り上げられ利用されていた。
共和国総督ウォーレンの娘エルザは奉刀会を根絶やしにすると同時に
民主化を拒み収賄と独裁を続ける小此木を排除するため奏海にクーデターを引き起こすように誘惑する。
宗仁たちはその駒として奏海に引き合わされる。
再会を喜ぶ兄弟。しかし二人の間には大きな壁が出来ていた。
朱璃を皇帝の座につけかつての皇国を復興させようとする宗仁たちと違い
共和国との戦争で自分たちを守らず戦後も国民の苦難に背を向けて隠れてきた皇族に失望した奏海は
偽帝としての罪の意識もあいまって帝政の廃止と民主化を望んでいたのだ。
朱璃は皇族を代表して過酷な運命を背負わせてしまったことを謝罪。
その上でエルザではなく自分たちに協力して欲しいと説得する。
奏海はこれに対してエルザの助命と帝政の存続に関しては民意を問うこと。
そして皇帝を騙った罪により処刑されるまでの間、宗仁が自分の臣下になることを条件に承諾した。 かくして小此木暗殺計画、竜胆作戦は多くの人間の思惑を呑み込みながら動き出した。
しかし計画実行の直前、奏海はエルザが約束を違えて義兄を殺そうとしていることを知る。
これを防ぐため奏海はテレビの前で自分が偽帝であることを暴露。
計画の前提である翡翠帝の立場が不鮮明になったことで竜胆作戦は中止となるが騙されていたことを知ったウォーレンは激怒し小此木を処刑。
次いで奏海も処刑しようとするが何とウォーレンは不意を突いた奏海によって逆に殺害されてしまう。
目の前で父親が殺され驚くエルザに奏海は取引を持ちかける。
義兄を害するならば自分は全国民に号令をかけ共和国相手に玉砕覚悟の特攻を命じる。
逆に義兄の安全を保証するのであれば私は残りの生涯をあなたの操り人形として捧げましょう。
偽者発言の後も戦後の厳しい苦境の中で国民の心の支えとなってきた翡翠帝の影響力は絶大。
ここで奏海を失えば占領統治は極めて難しいものになる。
元々奏海を殺さず利用するつもりだったエルザは取引を承諾。
偽者発言は心労による虚言だったということになりウォーレンの死も病死扱いとなった。
本来の帝位後継者である朱璃も国民の為に地位を取り戻すことに固執せず皇国はエルザが理想とする民主制へと移行していくことになる。 エルザルート
奏海の臣下になることを心からは納得しなかった場合に分岐。
自分の恋が叶わぬことを悟ったのか奏海は自ら発言を撤回し朱璃に宗仁を返す。
またテレビでの暴露発言も行われず竜胆作戦は実行されることになる。
しかし作戦当日、事態は奉刀会とエルザのどちらも予想していなかった方向へ動き出す。
本国へ帰国していたはずのウォーレンの指示でエルザが中止させたはずの無差別爆撃が行われたのだ。
帰国は娘であるエルザを試すための嘘だった。
ここに至ってエルザは自分の正義を貫くために共和国への反逆行為であることを承知の上で民間人の救出に向かう。
そして宗仁もまたエルザの気高き決断に応えるように竜胆作戦から離脱しエルザの救出に向かった。
二人は民間人を救出後、エルザの志に賛同する共和国軍と共に総督府に突入。
ウォーレンを拘束すると共に全軍に攻撃停止命令を出し戦闘を終結させた。
エルザはその後、独立を果たした皇国の名誉国民および政治顧問に就任。
3年後には初代大統領に選ばれ現在も拡大戦争を続ける共和国の再侵略を防ぐべく
婚約者の宗仁と共に奔走する毎日を送ることになる。 椎葉古杜音ルート
エルザの救出に向かわず竜胆作戦に同行した場合に分岐。
帝宮に突入した奉刀会。
しかし小此木はそれに慌てるどころか自ら朱璃を迎え入れ共和国との戦争の真実を伝える。
小此木時彦は皇帝を裏切ってはいなかった。
彼は共和国の爆撃で死亡した皇帝の遺言を守るためにあえて売国奴を演じていたのだ。
(宗仁と奏海を救出させたのも小此木)
共和国軍の爆撃で瓦礫に呑み込まれた小此木は自らの義眼を真の三種の神器を手にするための鍵だと託し死んだ。
驚愕の真相。しかし状況は宗仁たちが立ち直るのを待ってはくれない。
宗仁に執着する共和国軍人ロシェルの攻撃によって奉刀会は壊滅状態に追い込まれる。
仲間たちも散り散りになるなか瀕死の重傷を負った宗仁を抱えて朱璃と古杜音は首都天京を脱出する。
ここで昏睡状態の宗仁の夢という形で皇国建国当時の回想が始まり
幼馴染みである滸や義妹である奏海も出自を知らなかった宗仁の正体が初代皇帝によって作り上げられた最強の戦士ミツルギであることや
朱璃がミツルギを愛した初代皇帝、緋彌之命の生まれ変わりであること、転生憑依を繰り返しながら皇国に仇なす禍魄の存在が明らかになる。 宗仁が夢から覚めると現実では4ヶ月の時が流れていた。
一時は自らの足で立つことも出来なかった宗仁も古杜音の命を削る献身的な看護により回復するが
囚われた仲間たちを救うのに必要なミツルギとしての超常的な強さを取り戻すことができない。
それは古杜音が宗仁を人として癒そうとしているからだった。
だがミツルギの本質は人ではなく刀。力を取り戻させるのに必要なのは回復ではなく研ぎだったのだ。
裏切の巫女、八岐雪花と彼女に操られた滸の父、稲生刻庵との戦いで
それに気付いた古杜音の研ぎにより宗仁は驚異的な強さを取り戻し共和国軍を蹴散らす。
洗脳兵器開発の重要人物だった雪花の死によりウォーレンは皇国への興味を失い帰国。
当代の禍魄であるロシェルも時間は無限にあると笑いウォーレンに付き従い姿を消した。
統治を受け継いだエルザは共和国の民主化に着手。
武人たちに特赦を出すと共に皇国人と共和国人の宥和政策を展開していく。
古杜音は数年間、人種に関係なく人々を癒す回診活動を行った後、共和国へと進出。
隔てない世界を作るために尽力し宗仁と幸せな人生を送る。 宮国朱璃ルート
宗仁の力を覚醒させる手段として純潔を捧げようとする古杜音を感情ではなく理屈で止めた場合に分岐。
古杜音ルートでは壊れなかった八岐雪花の持っていた宝玉がこのルートでは砕け
共和国との戦争の際に先代の斎巫女が命を捨て封印していたロシェル=禍魄が完全復活してしまう。
禍魄は宗仁=ミツルギとの再会を喜びながら共和国との戦争の真実を物語る。
共和国との戦争は偶然ではなかった。
共和国は300年前に禍魄が皇国を滅ぼすためだけに作り出した国家だったのだ。
宗仁は仇敵に果敢に斬りかかるも全く歯が立たない。
禍魄はその原因は朱璃の弱さにあると指摘する。
想い人である宗仁や自分の肉体を緋彌之命に奪われたくない。
その躊躇が最強の剣たるミツルギの力にブレーキをかけているのだと。
弱い鴇田宗仁と強いミツルギ。今必要なのはどちらなのかよく考えることです。
禍魄はそう言って古杜音を掠い姿を消した。
禍魄に敗れた主従の気持ちは一つだった。
国を守り、民を守る。それが自分たちに与えられた役割。そのためならば人格すら捧げてみせる。
宗仁と朱璃は覚悟を決めて緋彌之命とミツルギに自らの肉体を譲り渡した。
だが復活したにも関わらず禍魄と互角以上に戦えるはずの英雄たちには今一つ力が欠けていた。
それは恋の未練。正義のために自らの人格を捨ててなお互いを愛する気持ちを捨てたくなかった宗仁と朱璃の想いが
僅かに初代との人格統合を拒んでいたのだ。それを察した緋彌之命はミツルギに自分を斬るよう命ずる。
人格の統合が出来ないのであれば自分たちが消えてその力を宗仁と朱璃に託す以外に法はない。
緋彌之命たちもまた二千年ぶりに恋人と再会を果たした私人の情よりも正義と責任を優先したのだ。
ミツルギは最愛の女を涙を流して斬り捨て現代の自分へとバトンを託した。 宗仁と朱璃は私心を捨てきれなかった自分たちの未熟さを恥じた。
この罪は禍魄を倒し封印するより他に償う道はない。
最終決戦。宗仁と朱璃は禍魄を見事に打ち倒す。だが禍魄の真の切り札は別にあった。神降ろし。
かつて大御神に敗北し自らの住む根の国を呪術によって汚された黒主大神を降臨させ世界を滅ぼすことこそ禍魄の狙いだったのだ。
神の前にはいかなる武器も英雄も無力。絶望しかける一同。
だが仲間たちの中で唯一戦う力を持たない奏海の祈りによって宗仁は神を倒そうとする自分の過ちに気付く。
そう、人は神を倒せない。出来るのはただ祈り、願いを届けることだけだ。
宗仁は黒主大神に取引を申し出る。自分が貴方の国に降り積もった全ての穢れを斬り捨てよう。
不老不死の自分であればそれが永遠の責務であろうと果たしてみせる。
だから世界に降らせた穢れを元の世界に戻して欲しい。
黒主大神は願いを聞き入れ禍魄を含む全ての穢れと宗仁を根の国へと引きずり込んだ。
かくして世界は救われた。
1年の月日が経ち朱璃は皇帝の即位、皇国は復興の道を歩み始めた。
念願だったはずの未来。だがそこに鴇田宗仁の姿はない。
涙を流せぬ朱璃は桃の花を散らす。流れる花弁は尽きることなく天京を覆い、そして奇跡が起きる。
想い人との再会を願う祈りは大御神の下へと届き神の力により根の国の穢れは払われた。
契約は果たされ鴇田宗仁は帰還する。朱璃と生まれてくる子供の待つ最愛の世界へと。
補足事項
本編で攻略可能なヒロインは5名だがクリア後に追加される余談にはサブヒロイン3名と結ばれるエピソードが収録されている。
来嶌・マクスウェル・紫乃→会議の護衛を引き受け助けたところを惚れられプロポーズを受ける。
更科睦美→竜胆作戦の直前に昔から好きだったと告白され一夜限りの関係を結ぶ。
伊那子柚→形見の呪装刀を取り戻す手伝いをして懐かれる。呪装刀の副作用で発情してるところを抱く。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています