アメリカで「MANGA(漫画)」を出すのはこんなに大変 日本の常識は通じない [無断転載禁止]©2ch.net [864079187]
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■ 米国人に2等身キャラは通じない
たとえば、デフォルメされた登場人物の意義です。驚いたり喜んだりしたとき、突如キャラクターが感情
の起伏を表すために2頭身に変わったりしますよね。日本では違和感なく読まれていますが、アメリカでは
デフォルメキャラが登場すると「これは一体誰なんだ? 子供か?」と、読み手が混乱してしまうんです。
もちろんマンガファンは問題ありません。しかし、初めて読む人にはまったく通じないようで、私の担当
者にも何度か説明しましたが、結局受け入れられず。最終的にはどうしても、というところだけデフォル
メキャラを使うようにしました。
キャラクターのファッションや恋愛描写にも制限があります。たとえば、子供から10代向けのマンガでは、
マンガのキャラクターがノースリーブや膝上スカート、ホットパンツなど「露出度の高い服」を着ること
は好まれません。というより、担当編集者からダメ出しを食らいます。

(中略)

■ 怖すぎるアメリカの母親たち

その点、日本のマンガは自由に描けてうらやましいな、と思います。ただ、日本のマンガが英訳される
場合、表紙のR指定のシールが貼られることも少なくない。特に日本の少女マンガはアメリカではかなり
過激とみられることもあるため、対象年齢は15歳以上と注意書きがされている場合が多いです。つまり、
日本でいくら人気のあるマンガでも、それがそのままアメリカで受け入れられるわけではないのです。
私がイベントでマンガ教室やサイン会を開くときも、まずは母親たちが一斉にやってきてこう聞きます。
「このマンガは子供が読んでも悪影響はない? 何歳の子供が読むのに適しているの?」。リベラルな
ニューヨークですらこんなですから、宗教的に保守的な家庭が多い南部に行くとさらに厳しいことが
あります。こちらでは保護者の発言力は絶大。なので、図書館の司書や、学校の先生たちがすすめる
マンガは信頼もあり、売れ行きもいいのです。 

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