「ちょっとカゲキな パソコンプレイングMagazine」として美少女ゲームを取り扱う雑誌になっていった
徳間書店インターメディアの「テクノポリス」は任天堂発売のディスクシステム用ソフトの説明書の編集も
手がけるなど任天堂とのコネを強みとしていた『ファミリーコンピュータMagazine』(ファミマガ)と共に
分社化されていたことで、ある程度独立した編集部の体を成していたが、表紙にいのまたむつみを起用し、
アニメ・ゲーム両方のファン層を取り込むことに一役買っていた頃迄はそれなりに力を持っていた。
 だがしかし、これらが1990年代の荒波をモロにかぶることで、バタバタと徳間書店関連が崩れていくのを
象徴する端緒の一つになったのが1994年の3月号で休刊に至った「テクノポリス」だったと
(編集部スタッフの多くは「Bug Bug」や「PCエンジェル」に移って行ったと)。

バタバタと徳間書店関連が崩れていく方の展開史はまだつらつらと書けるのですが(2000年が特に象徴的)、
まあこちらでは本筋ではないのでひとまずはここまでで。
(「ファミマガ」の功罪とテクノポリスがエロ入り作品を取り扱わないと忌避したことで「美少女ゲーム期」が
終焉したことについては絡めて追記することは出来そうですが)
 またその区切りが「雀jaka雀」と「同級生」の発売の間(1992年末)にあった、といふ傍証は一つ下記に並べる、
といふあたりで。
雀ジャカ雀 エ・ル・フ 麻雀 18禁 92/11/13 PC-9801 FM-TOWNS X680x0
同級生 エ・ル・フ AVG 18禁 92/12/17 PC-9801 X680x0 FM-TOWNS