『暗殺』その仕事に何の意味も見出ださず、欲も持たない純粋な暗殺者。
幼い頃から『いかに上手く殺すか』という命題に傾倒し、研鑽と鍛錬を重ねていた。その在り方から七夜の当主に最も相応しいとされ、
当主の座には気が付いたら奉り上げられていたというもの。
歴代に伝わる既成の技術を進化させ仕事をし、培った技術は、黄理の代で七夜の名を破格にする。
組織にも歴代最高傑作とされ、混血には鬼神と謳われ恐れられた。
弛まぬ訓練故にモノを殺す能力は非常に高い。
反転した混血・斎木の暗殺を請け負った際には三十人ばかりの混血が守る屋敷から、護衛を全滅させ、目的の斎木をも
圧倒的暗殺手腕で殺害し、怪我もなく帰還している

太鼓の枹・すりこぎ・木切れと形容されるような鉄製の棍を愛用し、殴打器でありながら人体を刃物でも使うかのごとく解体。
点穴と呼ばれる攻撃手法を用い肉より骨を折る。また武器の一振りで相手の頭を胴にめり込ませるなど、弱い人の身ながら
微少の力で確実に相手の命を絶つという類稀な暗殺技巧を持つ。

空間を立体的に使う体術を用い、その様はさながら巣を張った蜘蛛と形容された。蜘蛛のように隙間を縫い、
どこから現れるかわからない脚捌きと獣並のスピードで翻弄した。
殺しに最適な場所を作り出すことに長け、屋内などは大変得意となる殺害現場だったようで、膝くらいの高さの
応接机の下で獲物を解体した事もある。
隠行に関しては式神かと見間違うレベルで、殺された者が絶命するまで己が殺されたことに気が付かない程であった。

彼の技巧は奇怪で鮮やかで、人目を惹きつける。息子の志貴や、混血にすら華麗と思わせた。
『七夜黄理故に到達できる地点』という表現すらある。


盛りすぎィ!!!