先輩オタクがそうであったように、俺たちも歳を重ねるごとに強く、太く、たくましく、勇敢に自分の趣味を育てていけると思っていた
だが現実にはどうだろう。守るものが出来て、弱く、細く、おぼろげで、臆病に自分の趣味を守り、他人を傷つけるようになってしまった
そしてそれはそこまでして本当に守るべきものなのかと、価値あるものなのかと、自分の環境の変化や肉体の衰えに囁かれるんだ
自分だけは405060才とオタクを続けられると信じていたのに、みながこの壁に挫折して真人間になっていく

インターネットって趣味の近い人たちをマッチングする夢のツールだったはずなのに、どうしてこうなっちゃったんだ?