店の前に一台停まってた軽のフロントガラス越しにお爺ちゃんの膝枕で寝てただろう中〜(高?くらいの女の子がヒョコッと顔上げたんだよ
すごく色白でまだ幼い目元と綺麗な黒髪(ハニセレで言うならぱっつんロング)唇が真っ赤だった
俺は瞬間的に あっ(カワイイ)孫とお爺ちゃんの膝枕か…って
でも0.3秒で
わけじゃねーしっ!って前頭葉から飛び出る勢いで脳にツッコミいれたよ
夜中の1時だよ!ジジィがガキ連れて夜のコンビニで膝枕って、なわけねーしっ!
そして反射的にジジィを見るジジィも俺を見ていた
昔ガテン系のガッチリ体格だが完全なるジジィ、70オーバーかそれに近いか?よれたランニングシャツ
だが目は光っていた野獣のオスの目だった
運転席の窓と助手席に手を広げて座り、まるで自分のテリトリー内のメスを抱え他のオスを見る眼つきで俺の目を見ていた
口元は少しニヤついていた、勝ち誇ったニヤつきだった
ただもんじゃねぇ!)俺は堪らず目をそらす、いやもしや?と動揺して女の子の方にまたチラと目を向ける
俺には気づいているだろうが焦点を合わせない黒い瞳が真っ直ぐ前を見ていた、平静であるかのような無表情がそうではない状態である事を物語っていた、顔全体から早く行って!と言わんばかりの気を感じた
ジジィのブツをその赤い唇に咥え込んでいたのだろう、そして"オイひとがきたぞ"とイジワルく囁かれて驚いて顔を上げた、そんなところだ
だが若い!若すぎる!
車の前を通る五、六歩の出来事、俺は通り過ぎた
そして俺は角を曲がり家に入る
俺の実家はコンビニの真裏、買ったタバコと雑誌を放り投げ二階へかけ上がる
あそこで続けてくれたら二階の便所窓から見えるかもびゃんっっ!