あの頃はネットの発展で世界の全てが変わるという思想は強かった
一瞬で国境を超えるリアルなコミュニケーションは
異文化コミュニケーションを深化させ
戦争を無くすとも思われたし
コミュニケーションそのものも視覚や聴覚よりダイレクトな方法が可能とも思われた
人類の知識はハイパーテキストで統合され、一つの巨大で偉大な知識の塊となるハズだった
しかしインターネット商用化にあたって
これらは非常に矮小化されてしまった。
eメールというインフラは楽天のようなフリーライダーに半ば潰された
ハイパーテキストは本来的使用方法から外れホームページのリンク手段にとどまった
サイバーエージェントみたいにただ
検索結果上位に表示させるためだけのスクリプトを組み込むような奴らによって
優れた個人ページは廃れ、オープン仕様でないサービスが幅を利かせるようになってしまった
もはやインターネットは金儲けの為にただのり出来る都合の良いインフラであり、
騙されやすい消費者を騙すのに最適な媒体であり、
スマホ画面で時間を潰す事自体を目的にゲームをするためのインフラに落ちぶれた