秩序ある美しい日本国の創像を
日本会議ご設立十周年をお祝い申し上げます。
三好会長はじめ全国の会員の皆様、そして、数々の困難を克服しながら寝食を忘れて奔走してこられた日本会議事務局の皆様に対して、心からの敬意を表させていただきます。
私自身も、日本会議国会議員懇談会発足当初からのメンバーの一人として、この素晴らしい国民運動に参加させていただいていることを誇りにしています。
「政治家として最も重要な使命は、国民の生命・国家の主権と名誉を守り抜くこと」と肝に銘じて活動をしてまいりましたが、
一部マスコミが作る「世の中の空気」に立ち向かうことで苦しみを味わうことも度々。
そんな折々に、日本会議同志の皆様に励まされ助けられてきたことに、改めて感謝申し上げております。
悲願でありました教育基本法改正は達成できましたが、
皇室典範改悪阻止と国立追悼施設建設構想阻止については、今後も気を抜くことなく取組みを続けなければなりません。
また、日本国憲法改正を実現する為の啓発活動を強化すべき時期にもきていると思います。
そして、山積する政治課題を見るにつけ、解決の鍵は「公徳心」であると感じます。
例えば、残忍な殺戮シーンのあるゲーム、猥褻なコミック、インターネットの自殺サイトや出会い系サイト、誹謗中傷に満ちた掲示板の存在は、
明らかに青少年の健全育成・安全な社会作りに有害なものとなっています。
現在、私は有害情報への法規制を目指して活動中ですが、
「表現・出版の自由、通信の秘密を保障する憲法に抵触する」との批判を多くいただいています。
しかし、日本国憲法十二条は、国民に対して、憲法が保障する自由や権利の「濫用」を禁じ、「公共の福祉」の為に利用する責務を課しています。
日本会議の皆様とともに、公共の福祉によって制限されるべき自由や権利についても考え、秩序ある美しい日本国を創りたいと願っています。
日本会議の益々のご発展を祈念します。(九月四日)
設立10周年 « 日本会議
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