本当に現在、純文学は言語表現の美を追求しているのだろうか?
「体は剣で出来ている」
オタク文化に一定以上の関心を持っている、言わば現代において本来的な意味で先見の明と教養のある人であれば
これは直ちにFateの一節であるとわかるであろう。
5年前の芥川賞作品の一節をありありと思い出せる方はどれだけいるだろうか?
言語表現の美と言っておきながら、現代の純文学は、本当に、人の心に残る言葉を生み出せているだろうか?
否、言語表現の舞台は既に新しい文化へと移っているのである。
純文学などは、オワコン小説とでも改名してさっさと滅ぼすべきであり
時代に即した新しい文化が文学の名を受け継いでいくべきであろう。
ただの廃れた文化なら、蓼食う虫も好き好きといったところであるが
残された権威が現代日本のゲーム、漫画、アニメなどを正しく評価する土壌を奪っていることに大きな問題がある。