ポーランドでまた歴史否定発言「ユダヤ人は自らゲットーに行った」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180322-00010004-newsweek-int


「ユダヤ人をワルシャワ・ゲットーに追い込んだのは誰か知っているか? ドイツ人だと思うだろう。違う。
ユダヤ人が自主的に行ったんだ。そこは別天地で、厄介なポーランド人と付き合わなくて済むと聞かされたからだ」

ポーランドのマテウシュ・モラウィエツキ首相の父親で、
元上院議員のコルネル・モラウィエツキはポーランドのオンライン誌Kultura Liberalnaにそう語った。

ポーランドでは今年2月、ホロコーストにポーランド人が加担したという表現を禁止する法案が成立。
モラウィエツキ政権は今、この新法をめぐり国際社会の激しい批判を浴びている。

第2次大戦中にポーランドではユダヤ人300万人が虐殺されたが、モラウィエツキ政権は自国には何の罪もないと主張。
新法の下では、ポーランドにも責任があると言えば3年以下の懲役か罰金刑を科される。
この法律の適用を除外されるのは科学的な調査と芸術作品だけだ。


ポーランドでは右派政党「法と正義」が政権を握って以来、ナショナリズムが一気に高まり、極右勢力が台頭している。
昨年11月の独立記念日には、首都ワルシャワで愛国主義団体がデモを実施し、60万人が参加。ネオナチも堂々と隊列に加わった。