図書室にはたくさんの本があり、音楽室には楽器もあり、何の不自由もなく生活できるその場所……
少年少女たちは、記憶を失ってこの場所にやってきた。
決して外には出られない。それは言うなれば樹海。決して出られない深い闇。
出て行ってもかまわない。けれど……、外に出られる保証はない。
その場所を、美しくも儚いこの場所を、彼女は “楽園” と呼ぶけれど……
確保されたライフライン。消えた少年。
ゆっくりと思い出される自分の過去……
自分は、どうしてここにいるのか……
知りたいけれど、知ろうとしてはいけないと忠告される。
知ってしまったら……、どうなるのだろうか……?
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