小説版仮面ライダーの本郷猛の在り方こそが、真の意味で正義の味方だと思う。
分けも分からないまま改造人間にされて、悩み苦しんで一度は何もかもが無意味と
絶望の底にまで堕ちるんだけど、ほんの些細なことからふたたび立ち直って
「この世界に希望がないなら、俺自身が誰かの希望になる」って云ったときには
不覚にも涙したよ。