例えばドラえもんシリーズで
のび太の海底鬼岩城は冷戦で、
のび太の宇宙小戦争は独裁者を打倒する話。
この二作は分かりやすい。

では、のび太と鉄人兵団はなにか?
これだけモチーフが知らなくてず〜っと謎だったんだな。
それで民族主義だと知って、なるほど、と。

孫悟空は超サイヤ人になるし、
まどかは円環の理になるし、リルルは天使になるし、
月野うさぎは転生する。
それは何を意味しているか?つまりは奇跡なんだ。

虐げられた被支配の民族が、支配者である帝国に
敵うわけがない。だから圧倒的な力で描かれる。それでも戦う。
「何のために?」
記憶を失っているのは正史としては途絶えているから。
支配者にとって継承されるのは都合が悪いのだ。

でも、現実にそんなことが起きるわけがないんだな。
だから民族主義なんて奇跡でも起こさないと実現しない。
国の為に命をかけるなんてあり得ない事なんだよ、と
暗に表しているわけだ。

それを無理やり解釈をしようとすると一貫性がなくなって、
齟齬が生じて破綻しちゃう。自虐史観に基づいた民族主義って
何言ってるか分からないもん。読解不能だよ。