昔の妹ゲーをずっと推している人だけど(といっても年1くらいでしかここに書かない)
例えば
『こころナビ』
 前半は、不登校気味で社会から浮いてしまったオタク兄妹の不安な日常を極めて高い解像度で切々と語り
 後半は、そんな彼らがネットでの人間関係によって救済されてゆく様を描く
 特に妹ルートを選んだ場合、それが社会に受け入れられないことをお互い理解しつつも「いい恋にしようよ」と切ない願いのような読後感を残す

『さくらむすび』
 そもそも"妹"とか"部落出身"といった「掟」に真実の愛が関係あるのか? というテーマを基調に
 部落出身なので破滅させられた家族、「掟」を無視して主人公に愛を迫る「異常な」妹達、主人公にあてがわれる為に育てられ全てが主人公に都合の良い従妹(両親公認セックス、レイプまがいのことをされても受け入れる)
 といった現実を主人公に突き付け続けて、「掟」に従うのか真実の愛を選ぶのか、という究極の選択を迫る

こういう作品には未だに代替物がないと思うから話題にするのであって、「ネットミームでワイワイしたい」みたいな理由ではないな
特定の人間にとっては一生モノの作品になると思うので、試してみないで文句ばかり言うのはもったいない