0323fusianasan
2007/05/02(水) 05:38:17マルトはぎゅっと唇をかみ締める。
3人でテーブルに着くと、マリアと○○○は
学生時代の思い出話に花を咲かせていた。
「マルトも私達と同じ学校だったのよね」マリアが話を振る。
「ええ。でもすれ違いで会う事はなかったわね・・・」
マルトは倦怠感を押し殺して笑顔を作って答える。そして
マリアが楽しそうにしているのがせめてもの救いだと思った。
「だってあなたはまだお若いじゃない 学年も大分違うはずだわ」
○○○がマルトの顔をじっくりと覗き込む。
(この人はいちいち私を子ども扱いするのね)
マルトは得体の知れない苛立ちと見えない壁に押しつぶされそうな気持ちになっていった。
こうしてる間でも、二人は今朝の新聞記事や、時事ネタについて熱く議論している。
マリアと二人きりなら熱弁を揮えるが、今はそんな気分になれなくて
心の中で○○○に野次を入れながらただ外の景色を眺めていた。
テーマはマルトの嫉妬です。続きは・・・その内書きます。