>>238
いってぇ……。なにすんだよーロックー。こんなもん被せてきてさぁ。
あれ?どしたロック?顔赤くなってる。暑いのか?だいじょぶか?
(打ちつけた箇所を押さえて呻き、頬を膨らませていきなりシーツで覆ってきたロックに不満を漏らし)
(整えられた髪は帽子の中に収めていた分が肩まで流れ、ぽたぽたと水滴を落としている)
(きょとんとした顔で赤く変わったロックの様子に小首を傾げた)
ガキって言うなっていってんだろー!ロックのバカ野郎ーっ。一晩でもなんでも、そんな贅沢できねーよっ。
うわっ。……ロック、おれはモノじゃねーよっ。
(ころん、とベッドの上で転がって足をぺたんと広げ座り込み、ぶすったれて文句を漏らしていたが)
(ソファでロックの背中だけが向けられ続けることに、やがて次第に不満げな顔が大人しくなっていき)
ひ……一人じゃねぇの、ひさしぶりなんだ。そ、それに一人だと寒いんだよ。ベッドでも寒いーっ。
なぁなぁ、いっしょに寝ようぜ、ロックっ。二人ならあったかくておれもすぐ眠れるからさー、静かになるぜー?
(ぽつんと残された寂しさを、うまくない言い訳をつけて身を乗り出し、ソファの上のロックへと必死に語りかける)

【ん、遅れてごめん。うん、今晩もよろしくなーっ】