>>74
(勝ったことへの喜びも薄く、感情もあまり表に出さないような様は、何処かの男を思い起こさせて少し背筋が寒くなる)
(交わす言葉も殆どなく、受け取るものを早々に受け取って人目から如何してかそれらを避けるように行こうとする)
(背中を追いかけようとして、大人達の足に払われつんのめり、両手を突いて倒れこむ)
(顔を上げた途端、視線は相手のそれと重なって驚き声も出ずに見つめていたが)
お、おれはガキじゃねぇ!……あ、アンタをいつか倒して、それからギースの奴から親父の仇を取る為に
修行してる、テリーだ、テリー・ボガード……(だ、という声が腹の虫の音にかき消され、そのまま地面に突っ伏した)

【うん、おれが女の子だったらいいんだよな?それ面白そうだから全然構わねぇよー!それでいこう!】