「なんだ…、驚いたじゃないか…」
背後にはマネージャー達が立っていた。
「もう準備できたの?」
のぞみの問いに、ハイ、と答える。 
何か様子がいつもと違う気がする、と、次の瞬間ヒロは自分のマネージャーに羽交い締めされた。
「!! なんのまねだ!?」
訳がわからず振りほどこうと抵抗するが、2人がかりで大きな木にロープで手足を拘束され自由を奪われた。
そして
「お兄ちゃん…」
目の前には今までに見たことのない微笑を浮かべるのぞみがいた。