続き



奇行種の家にやって来た絵本スミス。心臓バクバクさせながらチャイムを押す
返事が聞こえ玄関ドアが開くが、突然の訪問者絵本スミスをみて明らかに動揺する奇行種
「あっ、あの…急に訪ねたりしてごめん。最近なかなか会ってくれないし、その…」
「ごめんなさい、エルヴィンさん。私、今立て込んでいて…」
「奇行種さん…もう僕とお付き合い出来ないなら避けたりしないではっきり言って下さいっ、僕、僕は…」
「へっ?(目が点)」
「僕はずっと、ずーっと奇行種さんと一緒にいたいと思ってました…でも奇行種さんが僕に飽きたなら…(だうー涙でえぐえぐ)」
「ちょ、ちょっと待って!誰が誰を飽きたっていうの?!」
「奇行種さんが…僕を…」
「私が、エルヴィンさんを??なにバカな事を…もぅ、仕方ないわね。早くあがって…」

奇行種に腕を取られ部屋に入る絵本スミス。リビングのテーブルの上にはふわもこの塊が…
「エルヴィンさん、ここに座って。…私もずっと貴方と一緒にいたいと願っているわ」
「な、なら…最近忙しいってそわそわして、るし。部屋にも入れてくれないし…」
「ごめんなさい、要らぬ誤解をさせてしまったみたいで…原因はこれね」
テーブルの上のふわもこはほどいた毛糸だった
「これは…?」
「貴方へクリスマスプレゼントにセーターを編み始めたのだけど、失敗ばかりで(ため息)」
「奇行種さんが僕へのプレゼントにセーターを…」
「そうよ、秘密にして驚かそうとしてたのに…私を疑ったからクリスマスプレゼントはお預けよ?」
「そ、そんなぁ…」
「…今晩泊まっていってくれるなら許してあげるけど?」
「は、はいっ、とまりまひゅっ!!」


砕け散らずによかった、絵本スミスw