0624fusianasan
2016/03/28(月) 12:44:35.14オニオンサラダは好きだがオニオンリングはもっと好きさ
猫や犬にネギ類は悪いと聞くが、キツネにはどうなんだろう、きつみはは普通に食って異常はないが・・・
>>575
「な、なんで・・・」
何も無い場所に、ただ音だけがする
ガサガサ・・・ガササ・・・
微かな音が耐えることなく聞こえてくる 三橋にはそれは恐怖でしかなかった
とっさにベッドに潜り込み、頭から布団をかぶると手のひらで耳を塞いだ
そうでもしないとあの音にのまれてしまう・・・
三橋は震えながら朝がくるのを待った
「おはよう三橋、どうした?元気ないな」「まるで寝ていないって顔をしているぞ 夜遅くまで勉強・・・は三橋は無いかw」
まんじりともせず朝をむかえた三橋は、家から逃げるように学校へと行った
寝ていないからか顔色の悪い三橋をクラスメートや部活の仲間は心配してくれた
「う、うん・・・ちょっとね・・・」
「本当にどうしたんだよ?またあのラップ音とかってやつか?」「えっ?まだ続いていたのか?」
「な、なんでもない、から・・・大丈夫・・・」
誰かを心配させて巻き込みたくないと思い三橋は昨夜の事は誰には話さなかった
学校が終わり、部活も終えるとまた家へと帰る 今の三橋には、自室に戻ることは苦痛でしかなかった
"家に帰りたくないな・・・でも帰らないと両親が心配するし・・・"
重い足取りで家に戻ると自室に行かず、ずっとリビングで過ごした
そこではあの音はせず、昨夜寝ていないのも手伝ってかそのまま寝てしまった
「廉、そろそろ部屋に戻りなさい」
「よっぽど疲れているんだ、部活も今が大変みたいだしな ちょっと部屋まで連れて行くよ」
父親は寝ている息子を軽く起こし、そのまま部屋へと連れて行った
寝ぼけていた三橋は何も思わず、そのまま部屋に入り、ベッドに横になると疲れからか深く深く眠った
夢の中で、あの音がずっと聞こえていたような気がしたが襲ってくる睡魔にはあらがえなかった
ガサガサガサ・・・ゴソゴソ・・・ガササ・・・ガリガリガリ・・・ つづく