0041fusianasan
2016/04/25(月) 12:43:52.86今週は最下位からの出発か
これはな、徐々に運気を高めていけという神様からのお達しなんだぞ
だからそんなに悔しがることは無いんだ
だって最下位だからこれ以上落ちることは無いしな
ポジティブにいこうぜ!!
えっ?俺くんのメタボもポジティブに考えてるの、だって?
だって少し太めの方が健康的に見えるだろ?
大丈夫大丈夫、これから少しずつ絞っていくからさ、ハハハ・・・
「魔法少年三橋」
三橋廉は小学生の男の子
ある日、魔法の国の王様と出会い、魔法の国から逃げ出して悪い事をしている魔法使いを捕まえるように命じられ小学生魔法少年になった
「お、俺なんかにできるかな・・・」
「王様がお前を選らんだんだ 自信を持てよ」
お供につけられた魔法動物ABに助けられながら三橋は日々魔法少年としての仕事に励むのだった
「最近、この当たりで変なことが起きているんだ」
その噂話が耳に入ったのは3日前のことだ
なんでも、誰もいない道を歩いていると、急にそれが起きた
公園で集団で遊んでいる時、車を運転している時、仕事をしている時
場所と時間を問わずに、その現象がその場にいる全ての人に起こっているという
「おい三橋、目を覚ませ 悪い魔法使いの気配がするぞ」
ABが垂れた目を吊り上げ気味にして寝ていた三橋を起こした
彼ら魔法使いに付き従う魔法動物は、他の魔法使いの気配を察知する能力に長けている
「こ、こんな遅い時間に?もう・・・」
「あいつらにはそんなこと関係ないのさ、ほら、とっとと起きろ!」
「わかったよ・・・で、でも・・・変な事ってどんなことなの、かな?皆詳しくは話してくれなかったけど」
噂話ではそれが起こるとそこにいた人達は一斉に顔を赤らめしゃがみこんでしまうのだという
「行ってみれば判るさ ほら行くぞ」
ABに急かされ三橋は急いで魔法使いの衣装に着替えるとステッキを手に自室の窓から外へと飛び出した つづく