きつみはもふもふふもふもふ ベーグルサンドか・・・買いに行きたいが暑くて外に出たくないよ アンパンでいいかな?
>>468
「あ・・・うわあああああああああああああああっ!!!!!!!」
隣の部屋から聞こえてくる仲間たちの悲痛な叫びに
クマなミハシは行く手を阻む壁を強い力で叩き始めた
「みんなが・・・みんなが!!」
「無駄だよ、この施設は特別に頑丈に出来ているからね
ああ、でもここの入り口の扉を破壊されたのは想定外だったけどね」
バンバン!とクマなミハシは壁を叩いて壊そうとするが壁はびくともしなかった
そうしているうちにも、隣からは物音が聞こえなくなったがクマなミハシは壁を叩くの止めない
だがその叩く手にに血が滲んでいて白い壁に赤い色が付き始めた
俺は叩くその手を止めさせ、むせび泣くクマなミハシの背をなでた
そしてOの声のする方に向かって叫んだ
「O(オー)・・・お前、一体ミハシたちに何をした!一体何をしたいんだ!!」
「・・・俺くん、この世界に来て不思議に思ったことはないかい?」
不思議な事・・・三橋廉がいないということか?
「この世界には三橋にそっくりな、いや三橋そのものの生き物が数多くいる
それらは人間たちと共生し生きているが、それらはミハシであって三橋ではない」
Oの言いたいことは判る
俺もこの世界が今まで自分のいた世界とは違い、三橋廉のいない世界だと知った時の衝撃を思い出した
だがそれと今、目の前で起こってる事とどう繋がるのだ?
「だからね・・・三橋廉がいないのなら、この手で三橋廉を作ろうと思ったんだよ」
「三橋廉を作る?どういうことだ?」
思いもよらないことを言いだした奴は話を続けた
「そう・・・まずは仮説として、三橋廉を構成する何かがあるとする
三橋廉がいる世界では、それは三橋廉として存在するが、この世界には三橋廉は居らずに数多くのミハシが存在する
それは何故か、と考えた末にある結論にたどり着いた
ミハシたちそれぞれには、三橋廉となる何かがあるのではないか
それらを集約させれば三橋廉を作り上げることが出来るのではないか」
「そ、そんなことで三橋が・・・」
「例えばだ、三橋廉が100ならミハシたちには1なり0.1なりの三橋構成物質があると思われる
だからミハシたちを集めて実験を繰り返し、そして今、この場で三橋廉は作られるのだ この私の手でな」 つづく