0720fusianasan
2016/06/08(水) 13:22:40.43実は俺、あまり食った記憶が無いんだよレーズンバター
塩の入っていないバターに干しブドウを入れたのかな
それをそのま食えばいいんだな、判った でも材料がバターだからカロリーが怖いが、どれ一口・・・
なにこれうまい!もうねこのまま一本丸食いできるよ俺 カロリー?なにそれ?そんなの気にしていたら何も食えなくなるよ!!
あ、きつみはがまた白い目で見ている・・・ちょっとだけ快感・・・
「というわけだ 次は作戦を実行するにあたっての・・・」
「はい、俺にいい考えがあります」
「君は新入りの俺野くん、だね 聞かせてもらおうか」
人目を引かないこじんまりとした住宅街の一軒屋
三橋廉の濃いファンたちが集まるそこは、選ばれた限定メンバーのみが入ることを許される
「・・・というわけです」
「なかなか良い案だが、それでは手間がかかりすぎるのではないか?」
「まずは顔を覚えてもらうことが大事、と自分は思います 急いてはことを仕損じるとの言葉もありますし」
「判った、今回は君の任せよう」
今回は作戦のテーマは三橋廉と知り合いになる事 それも怪しまれずにごく自然に、だ
仲間二人と一緒になり俺は作戦を始めた
毎朝毎晩、俺たち三人がばらばらで道を歩く三橋の反対側からやってきてすれ違う これを毎日続けるのだ
「こんなんで大丈夫ですかね?」
「人との出会いなんてのはこんなところから始まるもんだ 今朝なんてすれ違う時に三橋があれ?みたいな顔をしてくれたぞ」
「それは凄い!よし、俺もがんばるぞ!」
日々一喜一憂しながら、俺たちは計画を続行していった
そしてある雨の日、いつもの様に三橋とすれ違う朝・・・
その時、突風でさしていた傘を持っていかれそうになり、俺は転んでしまった
「いてて・・・」
「あ、あの・・・大丈夫です、か?怪我してる・・・あ、あの・・・これ・・・」
転んでひじをすりむいた俺に三橋が絆創膏を差し出した
「これから仕事、ですよね 毎朝ここですれ違うから・・・じぁあ・・・お気をつけて」
「あ、ありがとう・・・」
三橋から渡された絆創膏を手に俺は夢の心地にボーッ、とするだけだった
後日、この件が抜け駆けだと糾弾され、俺は会を除名されてしまった・・・orz