東京都知事を辞職する意向を固めた舛添要一氏(67)は、参院議員時代には「次期首相候補ナンバーワン」ともてはやされ、
約2年間務めた厚生労働相としての実績を売りに首都・東京の顔となった。

知事就任後は「東京を世界一にする」を合言葉に都市外交に注力。
「政治とカネ」に厳しい論客でもあったが、最終的にはこの問題で、退場を迫られることになった。

平成13年の参院選で、自民党比例候補として最多得票で初当選。
安倍晋三首相(当時)への辛口直言などで注目を集め、19年8月からは約2年間にわたり厚労相として入閣。

「首相に最もふさわしい政治家」を尋ねた共同通信の世論調査で、たびたび首位に立つなど、歯切れのいい発言が幅広い層から支持を得た。

猪瀬直樹氏の辞職に伴い、26年2月の都知事選に自民、公明両党の支援を受けて立候補。
東京五輪の成功と防災対策の強化、社会保障の充実などを公約に掲げ、211万票余りを集めて大勝したが、
自民党内には除名した舛添氏を支援することに反発もあった。
http://www.sankei.com/affairs/news/160615/afr1606150016-n1.html