18歳未満の少女2人をコンパニオンとして宴会に派遣したとして、
浜松中央署と静岡県警少年課に労働基準法違反(危険有害業務の就業制限)の疑いで逮捕された元コンパニオン派遣業の男らが、
2時間1万6千円の基本料金で少女を派遣し、少女は半額を報酬として受け取っていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。
派遣時間は延長されることが多く、静岡県警は、少女の報酬は1回につき1万円を超えていたとみて、詳しい就業状況を調べている。

逮捕されたのは、コンパニオン派遣会社元経営者のアルバイト店員の男(41)=沖縄県名護市=、
別のコンパニオン派遣会社元経営者の建設作業員の男(39)=浜松市南区安松町=、
コンパニオン派遣会社元従業員でパート従業員(23)=袋井市新池=の3容疑者。
3人とも「18歳未満とは知らなかった」と容疑を否認している。

捜査関係者によると、会社はいずれも無店舗型で、
容疑者らは少女と無料通信アプリ「LINE(ライン)」で派遣の連絡を取り合っていたという。
派遣された少女のうち1人は15歳のころから50回以上、宴会に派遣されていたとみられる。