きつみはもふもふふもふもふ
今日はボランティアに徹しろということか・・・よし、判った!!
俺は今日、自分の事よりもまずきつみはの事を考えて無償の愛を贈ろうと思う!!
食事は三食油揚げ料理で、ご飯も油揚げ入りの炊き込みだぞ
おやつだって稲荷寿司にして油揚げ尽くしだ!!きつみはに届け、この俺の愛!!
・・・あー、喉渇いたな 何か飲み物は・・・ノンアルコールビールというか、俺、ビールは飲めないんだよな
ここは良く冷えたお子様ビールかホッピーに何か混ぜてと・・・うん、うめえ!!
アルコールが入って無くても(ホッピーはちょっとだけ入っているが)酔った気になれるぞうめえっ!!!
>>98
「みはしー!おっはよー!!」
「あっ、俺くんおはようっ!」
補習授業で学校へきた俺は三橋を見つけておおきく手を振った
三橋をそれに応えて手を振りかえしてくれる
しかしゲーム内とはいえ、補習があって実際にそれに参加するゲームというのもな・・・
リアルさが出て良いと言えばそれまでだが、丸々半日、ゲーム内で授業を受けるのもなんだか・・・
「俺くん、夏休みの課題、終わった?」
「あー、もう少しだな 美術の課題が面倒でさ」
その時チャイムが鳴って、俺は三橋と別れた
何気ない会話ではあるが、ポイントはしっかりと上がっている
これは三橋が俺に好感度を持っていて信頼しているという証拠なのだ
夏休みもあと1日で終わる 明後日は9月、その前にやるべきことをやって三橋との二人っきりの時間を・・・
肝心の(仝ω仝)は不慮の出来事により今月はほとんどポイントを上げる事は出来なかった
この機会を逃す手はない・・・もう一押し、そうすれば月末には・・・
パンパカパーン♪
突然賑やかなファンファーレがゲーム内に響き渡った
「こちら運営でございます 8月は毎年の事ですが諸々の事情により集計日を早めております では今月の第1位は、この方です!!」
急に世界が暗くなり、突然のスポットライトが俺を照らした
「今月の第1位は、プレイヤー名「俺」さんでした!!俺さんにはこれから、特別ステージを体験していただきます では俺さん、どうぞ!!」
突然の出来事に呆気に取られている俺の隣に、いつの間にか三橋が立っていた
三橋はキラキラと輝いていて・・・なぜか周りに小さなエンジェルたちを飛んでいた
「1位おめでとう じゃあ・・・俺くん、いこうか・・・」
頬を赤く染めた三橋が、恥ずかしそうに俺の手を取ると、目の前に出来た眩しい光の中へと俺を連れて行った