きつみはもふもふふもふもふ
急転直下の最下位か・・・まあいいか 良い時もあれば悪いときもある それでいいじゃないか
おやつにポップコーンを作って食おうよ
ポンポンパンパンと盛大に作ってさ、梅雨のジメジメで気鬱な感じとか真夏みたいな暑さとか忘れちゃおうぜ
たぬきそば・・・暑いときに暑い食いものもいいが、今日は冷たいのが良さそうだ
今夜は冷やしたぬきでさっぱりと行こうな、そばでもうどんでもどっちでもいいぞ
七夕だからそうめんをたぬきにしても良さそうだな・・・よし、今夜はそれでいこうか

>>173
バシャバシャと水を叩きながら、俺は三橋を追いかける
「俺くん、置いていくよ!」
「ま、待ってくれよ三橋 くそう、なかなか追いつかない・・・」
三橋は運動部の所属しているからか、泳ぐのも得意なようだ
小学生の頃は「カッパの俺くん」とまで言われたこの俺が、まったく叶わない
「俺くん、次はあれやろう!ほら、早く!!」
三橋が指差したのは長いウォータースライダーだ 二人で別々のレーン座り、同時に滑り降りる
「うわっ!結構早いっ!」
「あはは!な、なんかお腹の下がキュッとくる!」
両手を高く上げて二人同時に着地して二人で笑いあった
その後も浮き輪を使って滑り降りたり、周るプールで周りすぎて気持ち悪くなったりした
「俺くん、大丈夫?ほらこれ」
プールサイドのサマーベッドで休んでいた俺に、三橋が飲み物を持ってきてくれた
「気持ち悪い時には炭酸入りのがいいんだって聞いた事があるんだ」
「へえ・・・始めて聞いたよ・・・」
「でも飲み方があってね、スプーンですこしずつってのがコツなんだよ はい、口を開けて」
三橋はカレーに使う時のような大きさのスプーンに炭酸飲料をすくうと、俺の口元へ運んだ
「えっ?あ、あの・・・」
「口、あけて ほら」
三橋に言われて開けた口に、スプーンで炭酸水が注ぎ込まれた
「ゆっくり飲み込んで・・・はい、次」
少しずつ、ゆっくりと少量の炭酸飲料が俺の中に落ちて行く 
その度に、苦しめられていた気持ち悪さが少しずつ消えていくのを感じていた