0207fusianasan
2016/07/08(金) 14:46:25.34今日もまずまずの順位だなモフモフ
>>188
ザ・・・ザ・・・
足元に小さな波がやってきては引いていく
人工的に作られたビーチでも、三橋と一緒ならプライベートビーチでのバカンスように思われる
「ここ、何時もはこんな風に小さな波なんだけど、たまに大きな波がやってくるんだ」
「ビッグウェーブってやつか?サーフィンでもしようかw」
たっぷり泳いで心地よく疲れた身体を柔らかなさざ波にゆだねて俺は幸せを感じていた
いつの間にかプールの背景は夕焼けの茜色に染まっていた
「サンセットビーチか・・・」
「まるでどこかのリゾート地みたいだ」
二人で波と戯れながら、暮れていく夕焼けをただ眺めていた
「もう夜になっちゃうね」
「ああ・・・」
段々と暗い夜の空になっていく光景を見ながら、俺は今日一日の出来事を思い出してた
「また・・・来たいな」
三橋がポツリと呟く
「また来ような」
俺も呟くようにこたえる
三橋が俺の手を掴むと、約束だよ、と指きりげんまんをした
二人してフフ・・・と笑ってそのまま見詰め合う
夕闇の中で三橋の白い肌が目について思わずドキッ、としてしまう自分に戸惑った
三橋の口が、薄く開く
それに見入って思わず自分の顔を近づけて・・・
ザ・・・ザザ・・・・・・ザバンッ!!!
突然やってきたビッグウェーブにに俺と三橋は引き離されてしまい、俺は浮き輪から落ちて水の中でもがいた
「うっ・・・ぐ・・・くるし・・・い・・・」
「俺くん!俺くん、どこっ!!!」