ナイバッチきつみは
暑いのは嫌だが、急に寒くなるのも困る、寒暖の差に身体がついていけなくなるよ
きつみはも夏用にスーツだけど大丈夫かな、何か上に着るか?
俺?俺は特に何も着なくても何とかなるよ この身体は厚い脂肪で保護されているから心配するな
それにいざというときはきつみはをギュギュッ!として暖を取るからさ これは俺だけの特権だぜハハハ・・・
「嫌だ!俺くん汗臭いからくっつかないでよ!!」orz・・・

雨がしとしと降っている
「今日はまだ小雨だね」と三橋は言う
数日前まで30度越えは当たり前の天気だったのに急に雨が続いて今は肌寒いくらいだ
「ゲリラ豪雨よりはいいかもな もっと山の方に降れば水不足も解消されるのにな」
そうだね・・・と三橋は言う
この雨では外に出るのは億劫だ
このまま二人、家の中で静かにすごそうか
「寒くないか?」
「大丈夫、だよ・・・俺くんこそ寒くない?」
「ん・・・ちょっとだけ肌寒いかな」
「じゃあこうしてあげるよ」
そう言うと三橋は俺を背後から優しく抱きしめてくれた
薄いシャツ越しに三橋の体温が感じられて思わずドキドキしてしまう
「どう?寒くない?」
「ありがとう三橋、凄くあったかいよ・・・」
三橋の暖かさが嬉しくて・・・嬉しく・・・ちょっと待て、熱っ!熱すぎだ!!
急いで三橋から離れてると、三橋の目が赤く・・・点滅している
「やばい!「緊急停止」!!」
その瞬間、三橋は動きを止めそのまま崩れ落ちた
倒れた三橋を床に横たえて様子を見る・・・目の点滅はまだ続いていた
俺は携帯を取り出すとある場所へと電話した
「もしもし・・・三橋が・・・M-384SPタイプが故障して 会話等に異常は無かったんですが・・・はい、修理をお願いします」
大丈夫だよ三橋、たとえ高級ダッチなお前でも俺は大切な恋人だ、ちゃんと治してあげるから安心していいからな
俺の言葉に三橋はうん、と頷いたような気がした 目の赤い点滅はまだ止まらない