頑張ったな、きつみは
今日も暑いが冷やし飴でも飲んで乗り切ろうな

「いたぞ！！」
俺はスマホを見ながら画面の中でボールを投げた
一回目・・・失敗　
二回目は成功、これで俺の図鑑にはまた一人、ミハモンが増えた
「えっと今のミハモンは・・・ベビミハか　進化したらどうなるのかなｸﾞﾌﾌ・・・」
公園で一人、スマホを見ながら気持ち悪く笑っている俺は
他に人からみたら相当怪しいやつに違いない
だが、これを気にしていたら俺の目標である「ミハモンマスター」にはなれないのだ
俺は次のミハモンを探すために、歩き始めた
ミハモンGO
世界の俺らに爆発的な人気のこのゲームは架空のモンスターである「ミハモン」を捕まえ
進化させてバトルできるゲームである
基本は簡単に見つかるのは「ベビミハ」「子三橋」「三橋廉」あたりだ
これを捕らえて、進化させると「かあちゃん」「とうちゃん」「おねえちゃん三橋」等になる
比較的出やすいとされるケモミハや変わりミハというものもいる
他にはレアと呼ばれるあまり出現しないミハモンがいて、それを捜し出すのもこのゲームの楽しみの一つだ
だから俺みたいなピザで引きこもり体質な奴でもミハモンの為に外で歩き回ることになるで健康的、ではあるな
「おっ、近くにケモミハの巣があるぞ」
スマホで確認しながら目的地へと向かうと他にもミハモン目当ての奴らが数人集まっていた
「お、俺のぞぬ・・・今いっぱい捕まえるからな」
「クマーゲットだぜ！次はたぬだ！」
俺は目当てのきつみはを探して、巣のあたりを散策する
その時、大事に育てていた卵が孵化し始めた　卵から孵るミハモンには超レア物が多いと聞くが
俺の卵・・・大事に育てた俺の卵からはどんなミハモンが・・・
パリ・・・パリパリパリ・・・「ミッハー！！！」
ぽよぽよの黄色い羽毛に黄色い嘴のミハモンが、卵から飛び出してきた
こ、これは・・・レア中のレア、ピヨミハの雛ではないか！！
だが俺の本当に欲しいものはもっと違うミハモン
そう、ミハビッチを捕まえ育てて最強のビッチレンにする為、今日も歩き回るのだったが痩せないのは何故だ？どっとはらい