きつみはもふもふふもふもふ
キムチは豚キムチにして白飯といっしょに食いたい俺
しかしなんで秋は食い物が美味く感じられるのだろう
何を食っても美味くてうまくてもうたまんないくらい美味い！！
これで食うな、と言われるのは地獄じゃないか
やっぱり食い物は美味い時においしくいただきたい！！
予定変更とかさっそくあったよ
食べたかったのがあったんだけど俺が行くと無くなっててな
それで違うのにしたんだ、どっちにしても美味くて満足さ
おや？何で包丁を研いでいるんだいきつみは
それ、少し前に研ぎなおしたやつだからまだ大丈夫だと思うんだが
「うん・・・脂がたくさんのお肉って切るのが大変だって聞いたから
今のうちによく研いで切れ味を良くしておかないと色々とね・・・」
おいまて、脂がたくさんの肉って一体・・・それにこの極太なタコ糸は・・・
も、もしや俺・・・きつみはにチャーシューにされてしまうのか？

「という夢を見てな」
「ふうん・・・だから今朝、あんな変な起き方をしたんだ」
きつみはの言っているのは今朝俺が叫びながら起きたことなんだろう
もうね、本当に叫びたくなるくらい怖い夢だったんだよ
「でもそれって、俺くんもどこかで自分が脂たっぷりの肉の塊でしかないと思っているからじゃないのかな」
「お前も結構きつい事を言うようになったな・・・」
「俺くんと一緒にいるとね、色々とね」
食後のお茶をゆっくりと飲みながらきつみはは呆れたように言う
「でもさ、タコ糸は無いと思うよも、俺くんなら丈夫なロープじゃなきゃね」
「・・・」
「じゃあ俺、散歩に行ってくるから」
茶を全部飲み干して茶碗を片付けるときつみははさっさと散歩に行ってしまった
それにしても嫌な夢だった・・・でも俺の潜在意識のどこかにきつみはが言うとおりな事を思っているのかもしれないな
うん、やっぱり少しずつでいいから痩せていこう