二日連続1位とは頑張りすぎじゃないのかきつみは
嬉しいのは山々だが、無理はするんじゃないぞ
のんびりゆっくりが俺の身上だからな
きつみはものんびりしてていいからな
「でも、あまりのんびりしているとダラダラになって体がおかしくなっちゃうよ
やっぱりある程度は急いだり走ったりしないとね」
そねそれは俺の事を言っているのか・・・
いや、俺だってやるときにはやるんだよ、本当だぞ!
あ、また俺の腹を指で突く・・・
寒くなったら体に脂肪がたまるのは自然の摂理なんだよ
仕方が無いことなのさハハハ・・・

朝晩がどんどん冷え込むようになったのでストーブを出した
「わあい!ストーブストーブ!!」
「灯油が少ししかないからすぐに消えるぞ」
「それでもいい!あったかいのうれしい!」
すぐに消えるといっても半日くらいは持つだろうな
その間に色々とストーブで楽しむとしよう
まずはストーブに薬缶でお湯を沸かして・・・煮物とかも出来そうだな
「お餅!焼き、たいっ!ストーブで焼いたお餅最高!!」
それは俺も同意だが今、餅は俺んちには無い
あるのは・・・そうだ、アレがあるじゃないか
「俺くん、アルミホイルでなにしてんの?」
「ふふふ・・・アルミホイルで包んで焼く、といえば何だ?」
「アルミホイル・・・包み焼きはフライパンだしストーブでって・・・あっ、焼き芋!!」
「御名答、ストーブでじっくりと焼き上げて三時のおやつにしような」
「焼き芋!焼き芋!三時じゃなくても食べたいっ!」
アルミホイルに包んだそれをストーブの上に乗っけて後は焼きあがるのを待つだけ
時たまひっくりかえしたりするが、それはきつみはに任せよう
なぜならストーブの前に陣取って今にも食いつきそうな様子で芋をジッと見ているんだからな