週の初めはのんびりゆっくり
急いで生きることはないよな、きつみは
焦るのは失敗の元だぞ、何事も焦らず余裕をもって・・・あれ？自分で言ってて段々悲しくなってきたぞ
俺も準備とか無視して本番ぶっつけなところがあるからなあ
それで毎回慌てて焦って失敗することも多いし・・・時間と心に余裕がないとやっぱり駄目だな、うん

ﾋﾟｰﾋｬﾗﾋﾟｰﾋｬﾗ・・・
遠くから笛の音が聞こえてきた
時々音を外したりしているので祭りの練習でもしているのだろ
「そろそろ秋祭りか」
「そうだね」
ﾄﾞｰﾝﾄﾞｰﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞｰﾝ
太鼓の音が笛の音と混じって軽やかなお囃子になった
「今年は屋台がいっぱい出るかな？」
「小さい神社だからいつもと同じくらいじゃないかな」
「お、俺ね、たい焼きとたこ焼きとお好み焼きと広島焼きとチョコバナナとのしイカと大判焼きと焼きそばが食べたい！」
「なんだ、全部食い物ばかりじゃないかw」
「だって、屋台の食べ物はどれもおいしそうなんだもの」
きつみはの言うことに異論は無い
祭りの屋台の食い物はどれを取っても美味そうに見えてダイエット中には目の毒だ
でも・・・祭りくらいはダイエットは忘れてもいいよな？
「ほら、俺は子供だし新陳代謝も活発だし動いているからいっぱい食べても大丈夫なんだよ」
「ほうほう、きつみはは太りにくい体質、と言いたいのかな？」
「うん、だからいっぱい食べたい！」
こいつ・・・きつみはは太りにくいんじゃなくて、俺が太っているからきつみはは多少太っても判りにくいだけなんだぞ
「なるほどなるほど・・・だけどこれはなにかな？」
「え？あっ！や、やだ・・・そんなとこに・・・」
俺はきつみを羽交い絞めにしてその部分を好きなように弄んだ
「なんでこうなっているのかな？ん？ほれほれw」
「やだっ！やめてよ・・・」
「ほうら、ほらほら　どうだ気持ちいいか？」
「や、やだあ・・・」