「きつみは・・・きつみはっ!」
急いで舞台に上がった俺は、そこで倒れているきつみはを見つけた
すぐに駆け寄り抱え起こす
「きつみは・・・しっかりしろ!きつみは!」
倒れた拍子に狐の面は外れ、その下からは目を閉じたきつみはの顔があった
「おい・・・何か言ってくれよきつみは・・・」
体を揺すり、きつみはに何度も呼びかけると、うん・・・と唸りながら薄く目をあけた
「あ・・・俺くんだ・・・よかったぁ・・・俺くんのところに戻れたんだ・・・神様の言う・・・とおり・・・」
それだけを言うときつみははまた目を閉じた
俺はいびきをかきながら眠り始めたきつみはを抱きしめた つづく