ナイバッチきつみは
今日も頑張っていこうな
それにしても毎日寒いな
こんな日はさ、抱き合ってあたためあうってもいいと思うんだ
きつみはの毛皮も暖かそうだし俺の体ももっちもちにむっちむちだからきっと気持ちいいよ
「ん・・・抱き合うより手っ取り早く押しくらまんじゅうをした方がいいんじゃないかな
くっついてジッとしているより動いた方がいいよね」
う・・・それもそうか、よし、やろう！押しくらまんじゅう押されて泣くな！

>>368
「こんばんは　またお会いしましたね」
ぬくもりが恋しくて、一週間ぶりにまたあの店に行った
前と同じように熱燗を一本とお勧めの肴を一品頼みちまちまやっていると
また隣の席にある若い男がやってきた
「あ、どうも」
軽く会釈をして俺も挨拶を返す
店員にいつも、と言ってその男はおしぼりで手をぬぐった
湯気が立つそれにふわぁ、と声を出しながら気持ち良さそうにしている
程なくして男の前に膳が置かれた
この店では夜のメニューにも定食があり、この男は毎回日替わり定食を頼んでいるようだ
「いただきます」と手を合わせると実に良い食いっぷりを見せてくれる
時にはがっつくように、時には噛み締めるように
そして時には口に入れた途端「ああ・・・」と恍惚の表情を浮かべるその様子
隣で見ているだけでなんともいけない想像をしてしまいかねない
男を相手にそんな考えをしてしまう俺も俺だが・・・
食後の茶をすすり、ぷはぁ・・・としている姿もまたどこかしら・・・エロい
「ああ、今日も美味しかったご馳走様」
「実に良い食べっぷりですね」
「ええ、ここの料理はどれも美味くて箸が進むんですよ　だからお兄さんも来られるんでしょう？」
男はニカッ、と笑って、その笑顔に心がドキッ、跳ね上がって・・・
「そうだお兄さん、これから空いてますか？よかった俺と・・・温まりません？　つづく」