0594fusianasan
2017/02/08(水) 14:21:12.86昨日のガーリックトーストは美味かったな 俺さ、今も息がニンニク臭いよ
きつみははどうだ?確かめてやるからハーしてごらん、ほらほら
>>581
朝日が昇り始めた
夜の間凍てつくようだった公園も、太陽の暖かさからか、白い靄がうっすらと出てきた
そろそろ来ないかな、と待ちくたびれかけた頃、それは起こった
エッサエッサ・・・
どこからか大勢の気配がして段々と近づいてくる
エッサエッサエッサエッサ・・・
白い靄の向こうからやってきたのは靄よりも白い何か・・・
いや、白い布を纏った大勢の人間たちだった
「全体、止まれっ!!」
掛け声と共に駆け足でやってきた集団は足を止め、慣れたように整列した
人間たちはどれもが男で年代はバラバラのように見えた
白い布は彼らの股間を覆い・・・それって全裸に褌一丁?まさか・・・
「開始!」
「イチニッ!イチニッ!!」
早朝の公園で、白褌一丁の男達が掛け声と共に体操をする光景
俺は呆気に取られてただ目の前のそれを見ている事しかできなかった
あっ、そういえば三橋・・・三橋はどこだ?あの集団の中にいるのか?
三橋も褌一丁であの中にいるのかっ!どこだ三橋!!!!!
目を凝らしてみても未だに薄い靄が立ちこめ、その姿を確認すること出来ない
その時、男たちの動きがピタッ、止まり、後ろの方から一人の男が前に出てきた
他の奴らとは違う、ただ一人の赤い褌
それを纏ったその男は・・・
「師範代、お願いします!」
「始めます!まずは腕から!イッチニッ!イッチニッ!」
大勢の男達の前で、師範代と呼ばれた三橋が、赤褌一丁で乾布摩擦の指揮を取っている
俺は思いもしなかった光景にただ唖然とするばかりだった つづく