0708fusianasan
2017/02/15(水) 13:15:55.60うーん・・・今週は運気がわりと低飛行だな
でも少しずつ上向きになっていけばいいんだから無理しなくてもいいんだぞ
ほら、あのスネークのように冬はストーブの前でジッとしてればいいんだよ
無茶して荒れた外に出て風邪でも引いたら大事だぞ
お前、注射は嫌いだったよなきつみは、だから薬は主に飲み薬か座薬にしてもらってたな
注射が嫌いなのは判るが、あれが一番即効性があると思うんだ
「でも、俺くんのメタボは成人病だよね それも病気でしょ?病院で注射してもらえないのかな?」
うう・・・し、脂肪はそう簡単に落ちないんだよ・・・
などと毎日のんきに言いながら過ごしていた俺たちだが
きつみはが風邪を引いてしまった
この季節、外に出るときはとにかく厚着をさせ、体調には特に気をつけていたのに
俺としたことが不覚・・・
「うう・・・寒い・・・ゲホゲホッ!!」
発熱して寝込んでいるきつみにはとりあえず薬を飲まして大人しく寝かせたが、さてどうしたものか・・・
やっぱり病院だよな、専門家に見てもらうのが一番だ
よし、病院に行って注射してもらおう、前にも診てもらったからきつみはのケモノスーツの事もよく判っている、はずだ
きつみはが嫌がってもこればかりは譲れないぞ、あいつが苦しんでいる姿なんて見ていられないんだからな
「きつみは、立てるか?病院に行こうな」
「う・・・びょういん・・・注射いやだ・・・」
「注射しないと治らないぞ、ちょっとだけ我慢しろよ」
俺はきつみはに厚着をさせ、マスクと帽子と襟巻きもして背中におぶって病院へと向かった
「お、おれくん・・・ごめんね・・・ゴホッ!」
「いいってことさ、ほら、病院が見えてきたぞ、もう少し我慢しろよ」
うん、ときつみはが小さく返事をするのを聞いて、俺は走る速度を更に上げた
病院で注射一本したらきつみはの熱はあっという間に下がり、翌日には動けるまでになった
「やっぱり病院って、お医者様ってすごいね!あれだけ苦しかったのが嘘みたいだ」
そうか、それはよかったな・・・風邪って人にうつすと治るともいうもんな
俺もちょっと病院に行って注射してもらってくる・・・ゴホゴホッ!!