ナイバッチきつみは!
今日も良い調子だぞパフパフ
ところでさ、俺もアレ、やってみたいんだ
アレってなんだって?
ほら、アレだよアレ
クマーがやっているアレだよ
きつみはも両手を大きく広げてさ、俺がそこに抱きついてモフモフするやつだよ
だって天気が良いといっても気温はそんなでも無いだろ?
だったら抱き合ってあったまろうよ
あ、逃げた・・・
抱き合うのが恥ずかしいなら、押しくらまんじゅうでもいいからさ
もう寒いのは嫌なんだよ・・・

晴れていた空も少しずつ曇ってきた
俺と三橋は居間のコタツに向かい合って入っていた
「天気が崩れるかな?雨でも降るみたいな空だ」
窓から見える空の色は薄い灰色からどんよりとした鼠色に変わっていっている
今朝の天気予報が嫌でも当たりそうだ
三橋は何も答えない
ただ俺の方を見て、にっこりと笑っている
その笑顔を見ているだけで、俺は寒さを忘れて心が温かくなるのを感じる
ふと、悪戯心でコタツの中の三橋の向かって俺の脚を伸ばした
コタツ布団で見ることの出来ないそれは、いとも簡単に三橋にタッチする
途端に三橋はハッとした顔をした
俺は足先をそのまま伸ばし、三橋の足の間にへと進める
少し丸みのあるその場所に、足の親指の先でつつく