よくやったきつみは!
俺もバンザイしたいくらいだよ
二人で一緒にバンザイをしようか
「俺くんがやっているとラジオ体操みたいだね でも運動にもなっていいかも」

>>117
あれから数ヶ月たった
俺たちは相変わらず研究開発に勤しむ毎日だ
あの夜の後、危険な状況でも採取できたデータを精査し
今までの「あったかみはしくん」に足りなかったものを見つけ出し、機能を開発した
「博士・・・これちょっと強すぎませんか?」
「いや、これでいいんだ 俺が直接体験したのはもっと強いくらいだ」
「そうですか?俺は覚えていないんで」
おかしなことに、俺野はあの夜の事は半分くらい覚えていないという
三橋家に侵入して測定器を挿入して・・・その後の記憶が無いという
あの暗闇の中で三橋廉の白い尻にしがみついて異物で嬲っていた事などまったく覚えていないようだ
「しかし不思議ですね・・・」
「ああ、あれだけの事をやっても何も騒ぎにならないなんてかえって変だよな」
俺が俺野が何をやったのか後で教えてやったが、自分がそんなことをしたのかと俺野は驚いていた
三橋家はその後も何事も無かったように平穏な日常を送っている
警察とかにしょっ引かれるんじゃないかとビクビクしていたが、それも今の所無い
だが、あの夜から数日後、某氏からの電話にうっかり出てしまった
「やあ、研究は順調にすすんでいるようだね」
某氏はなぜか楽しそうな様子で言葉を続けた
「君たちも結構大胆な事をやるね いや、咎めてはいないよ
そのくらいの情熱で新しい「あったかみはしくん」を作ろうとしてくれているんだ
後の事は私に任せて研究を続けて結果をだしてくれたまえ 費用うんぬんは心配しなくてもいいよ」
中東のオイルマネーの力は凄い
俺たちの研究費は今までの何倍にもなって社長もウハウハした様子だ